東京ドームシティは、レベルアップに最適なポータル集積地であるが、常に激戦状態のため長時間プレイしていると息が切れてしまう。そんなときは、ひと息つくために周辺を散策してみよう。後楽園周辺には有名な史跡がたくさんあり、気晴らしになるとともに新たなポータルの開拓にも役立つに違いない。散策を終えたら礫川公園で休憩し、再び東京ドームシティでレベルアップに励むとよい。
後楽園駅をスタートして牛天神をまわり、戦没者霊園を経て礫川公園へと至るコース。牛坂下は、源頼朝の東国経営のとき、小石川の入江に舟をとめたといわれている。中世は、今の大曲あたりまで入江であった。ちなみに、「礫」は小石のことで、旧町名だった小石川を指す。
牛坂
牛天神への階段を登らず、真っ直ぐいくとある急な坂。下から大きく右へカーブしており、自転車は降りないと登れない。
牛天神北野神社
源頼朝が奥州へ東征の途中、牛に乗った菅原道真が夢の中に現れ、願いが叶うことを告げられた。その後、ここにあった牛に似た石が御神体と見なされ、なで岩となり牛天神とされた。江戸時代は富士山がよく見えたため、行楽客が詰めかける憩いの場だった。境内では、子どもが乳を吸っている母親の狛犬を見ることができる。
中島歌子の歌碑
安藤坂の歌塾「萩の舎」の塾主。門下生に樋口一葉がいたことが有名。「雪のうちに 根ざしかためて 若竹の 生出むとしの 光をぞ思ふ」と刻まれている。
東京都戦没者霊園
太平洋戦争によって東京都では16万余りの戦没者がでた。それをうけて、戦没者の慰霊と平和の願いをこめ、1960年(昭和35年)6月に建立された。開苑時間は、平日が午前9時から午後8時まで。日曜日、土曜日、祝日が午前9時から午後5時まで。休苑日は、 12月29日から1月3日。
春日局像
徳川2代将軍秀忠の嫡子・竹千代(後の3代将軍家光)の乳母として仕え、後に権勢を握った女性。「春日」の地名は、春日局が家光より拝領した土地に由来している。