閑静な住宅街に佇むガチャピンが想像以上にリアルで驚愕

2016年01月31日 10時54分
カテゴリ: エリアガイド

「閑静な住宅街に”ガチャピン”がいる」…耳を疑うような情報を聞きつけた取材班は、さっそく事の真偽を確かめる為にした。目撃場所は江戸川橋からほど近い住宅街で、ネタ元はぶんきょう・いんぐれす編集長だ。

ガチャピンとはあのガチャピンだろうか?そんなバカな…疑問だらけの取材班に編集長は続ける。「動物園ミッションをクリアしてガチャピンに会ってきて下さいね!」そんな編集長の言葉を頼りに、我々は寒波吹き荒れる文京区の街へと繰り出した。

まずはミッション検索→「早大通り動物巡り」ミッションを発見

さて、編集長の謎かけから始まったこの取材だがまずは挑戦するミッションを捜す必要がある。「動物園」とは聞いているが、「Ingressミッション」「文京区」と考えて本物のの動物園に行く可能性はほぼゼロだ。恐らく動物関係のポータルが連なるミッションだろう。そんなアタリをつけた取材班は、江戸川橋のセブンイレブンでミッションを検索した。するとおあつらえ向きとも言える動物ポータルが連なったミッションを発見!「早大通り動物巡り」だ。早大通りなら江戸川橋からもほど近い。

早大通りは全長約940メートルの早稲田大学へと続く大通りで、ケヤキ並木が趣のある道。ポータルが密集しており、日本有数の補給地としてWikipediaでも紹介されるほど有名な場所だ。そんな早大通りを舞台とする「早大通り動物巡り」ミッションはその名の通り、早大通りに鎮座する動物ポータルを巡るミッション。所要時間は30分ほどでANY ORDER形式だ。MAPでミッションの全体像を確認すると、ポータルは大通りを挟んだ両側に位置している模様だ。取材班の脳裏に同じようなポータル配置のミッションでスキャナに翻弄され、必要以上に歩き回るハメになった苦い思い出が蘇った。同じ轍は踏むまい。取材班は早大通りに北側から侵入しそのまま道路北側を進行、歩行者天国となる早稲田鶴巻町東の交差点からはナビ通りに進み16番ポータルで折り返した後南側ポータルを攻めて帰還する作戦を遂行する事にした。


ところで、取材班はふとした疑念を抱いていた。ミッションリストを見る限り、肝心のガチャピンの姿が無いのだ。実は編集長が言っていたミッションは「早大通りの動物巡り」ではなく「江戸川橋の動物園」だったという事が取材後にわかった。幸いにもガチャピンポータルは早大通りの近くにあるポータルだったので辿り着く事が出来結果オーライとなったが、残念な部下を持った編集長の苦労が窺い知れる…この場をお借りしてお詫び申し上げたい。。。

・早大通り – Wikipedia

さっそくミッションにチャレンジ!前半は北側ポータルを攻める作戦

ミッション違いに気付かないまま、取材班は意気揚々と取材を開始した。前半戦は北側ポータルを攻めながら早大通りを16番ポータルまで進む作戦だ。早大通りは交通量が多いわりに信号が少ないので、ジグザグに進むと時間ロスがある。よって、スキャナのナビは無視だ。

ポータルになっているのは早大通りに配置された愛らしい動物のモニュメント。2番ポータル「いぬ」、4番ポータル「猿」の2つを立て続けにハックして滑り出しは好調だ。

SATOちゃんは残念ながら療養中。動くポータルだとこんな事も

6番ポータルになっているのは、佐藤製薬のマスコットキャラであるSATOちゃん。「いぬ」「猿」と来てSATOちゃんというのはどうにも突っ込みたくなるが、そんな事よりも肝心のSATOちゃんの姿が見当たらない事に取材班は焦った。GPSの位置とポータル背景を頼りに捜していると、どうやらSATOちゃんが配置されている店は定休日の様子。SATOちゃんも店の中で療養中らしい。Ingressのポータルは基本的に移動しないものだが、”動くポータル”だとこういった事も起こる。

気を取り直して次のポータルハックに進んだ取材班、どうやら今回のミッションでの動くポータルは療養中のSATOちゃんのみのようで以降はスムーズなハックを続ける事が出来た。8番ポータル「子馬」9番ポータル「子牛」も順調にハックだ。

11番ポータルからは歩行者天国開始。ナビ通りに進めばOK

早大通りをまっすぐ進むと早稲田鶴巻町東の交差点に出る。ここから先は歩行者天国となっており、信号の心配無く進行できるようになった。というわけで歩行者天国エリアはナビ通り進む事にする。ハックしたのは11番ポータル「鳩」、12番ポータル「アヒル」、13番ポータル「あひる」、15番ポータル「うさぎ」の4つ。

何故アヒルが2回も登場するのか不思議に思いつつもハックが順調なので上機嫌だ。道々に咲く冬の花やお洒落な店など早大通りの景観を楽しみつつ、ミッションを続ける。

折り返し地点にはアヒルに続き2回目の鳩…この置物、何?

さて、順調にハックを続けた取材班は折り返し地点に到着したが、本日2回目の「鳩」を見つけていよいよ疑念が募ってきた。バラエティに富んだ動物モニュメントかと思いきや同じものもあり、12・13番ポータル「アヒル」と16番ポータル「鴨」に至っては酷似ぶりに「まさか…使い回しでは…?」とモニュメントへの失礼な疑心感が募ってきたのだ。このモニュメントは一体、何なのだろう?最初は気にも留めなかったが、突っ込みどころ満載なポータルの連続出現によって猛烈に気になってきた…

調べてみると、奇しくも同じにこの早大通りのモニュメントに疑問を持った先人が居た。しかもその先人はわざわざモニュメントの管理部署が新宿区土木課である事まで突き止め電話で詳細を確認するというほどの猛者である。猛者曰く、このモニュメントを制作したのは早大通り設計の際に計画されたもののようだ。デザインは特に著名な作者というわけではないらしい。実は早大通りは公園の役割も兼ねるよう願いを込められ設計されたそう。このそして動物たちは早大通りに配置して人々を和ませる役割を与えられたようだ。どうやら深い意味は無さそう…という結論でスッキリした所で、事の真相を明らかにしてくれた猛者に敬意を払いたい。

早大通り モニュメントの生い立ち

残るポータルも順調にハック!「早大通り動物巡り」は比較的やりやすいミッション

折り返し地点の16番ポータルまで進めば、後は引き返すのみだ。早稲田鶴巻町東の交差点より東の早大通り南側ポータルをハックしてゆく。対象ポータルは道路脇の動物像ばかりなので迷う事は無かった。

少し大変だった事と言えば、激しい緑化によってポータルが見えないほどになっていた点ぐらいである。当日の早大通りは大草原を通り越して密林状態。対象ポータルをスキャナ上で見つけるのも苦労するほどだった。

スムーズに「早大通り動物巡り」ミッションを終え一息ついた取材班。今回のミッション「早大通り動物巡り」の印象は、歩行者天国以外部分のルートさえ間違えなければスムーズに進む…というところだろうか。道路を挟んだポータル配置だとスキャナ上に近くのポータルとして感知されてしまうので、スキャナナビに惑わされないように進むのがキモだ。

後はSATOちゃんに会いたければ事前に薬局の営業時間を確認しておくといいだろう。その他のポータルは動かないポータルなので迷う事は無さそうだ。また、早大通りにはカフェやコンビニなど休憩を挟める店も色々ある。早大通りを散策しながら歩き疲れたらちょっと休憩…なんて優雅なミッションチャレンジも楽しいかもしれない。


肝心のガチャピンが見つからない…そんな時に神・降・臨!

「早大通り動物巡り」は無事に終了した取材班だったが、肝心のガチャピンに関しては何も情報が得られないままミッションを終えてしまった事に気付き焦り出す。編集長の情報によれば「ガチャピンは閑静な住宅街に居る」との事なので交通量の多い早大通りにある可能性は低い。

情報が少ないので近くのコンビニに立ち寄って店員さんに聞いてみたりもしたが、有力な情報は得られずだった。プーさんなら2匹も居るんだけどな…

途方に暮れる取材班だったが、そんな時に神の救いの手が!聞き込みを行っている時に偶然遭遇したカップルによってガチャピンの正確な所在地がわかったのだ!教えてくれたのは焼き芋いんぐれす体験会に参加されていたIngressカップルのmarikkumaさんとmorbidomoonさん。例のガチャピンはどうやらポータルらしい、という情報がここで手に入った。なるほど、道理でコンビニ店員さん達に聞いてもわからないわけだ。

おふたりは丁寧にもスキャナでガチャピンポータルの位置と経路を教えてくれた。これでガチャピンポータルへの道が開けた!ありがたい事この上ない。

ちなみに、おふたりはRESカップル。青色をさり気なくファッションに取り入れたIngress風ペアルックがよくお似合いでかっこいい。この時は仲良く早大通り周辺でイン活されており、Ingressにハマったきっかけを聞いてみると彼女さんの方が先にハマっていたのを彼氏さんが追い抜く形でハマられたそうだ。よっておふたりともハイレベルエージェントで趣味合致もバッチリ、息もピッタリの理想のIngressカップルである。

念願のガチャピンに遭遇!想像以上にガチャピンだった

神降臨によってガチャピンまでのルートを確認できた取材班は、迷いなく住宅街を進む。ガチャピンポータルは早大通りからほど近い場所にあった。場所で表すと新宿区山吹町だ。

ガチャピンポータルを一目見た時、あまりのガチャピンぶりに言葉を失った。正直な所ここまでガチャピンガチャピンしていると思わなかったので精巧ぶりに驚いた。設置されている場所とのミスマッチぶりにも驚きが重なる。体長160cmのガチャピンが設置されていたのは、何の変哲もないマンションの入り口だったのだ。

どうしてこんな所にガチャピンが…と不思議に思って調べてみると、どうやら歴史がある様子。このガチャピンは28年以上前にテレビ局の小道具として制作されたもので、相棒のムックがガチャピンを驚かす為に作った…というエピソードがあるようだ。このガチャピンの製作者がマンションの所有者だという事で、撮影終了後にガチャピンはこのマンションにやってきて住民や近所の子供達を笑顔にしている…という真相らしい。

このインパクトなら編集長イチオシも納得できる…と思わずにはいられないこのガチャピンポータル、マニアックな場所にあるがぜひ一度足を運んでみて欲しいポータルだ。

・神楽坂の住宅街にムック作の「ガチャピン」像-子どもたちに人気

おまけ:ミッション終了後に焼き芋ブースに帰還すると幸せが焼けていた

さて、無事にミッションを達成したので報告がてら焼き芋いんぐれすの本拠地である焼き芋ブースに帰還したところ、幸せがたくさん焼けていた。店じまい寸前という事で網の上では干し芋やお餅、ミカンなど焼き芋以外のものがごろごろ乗っている。シルクスイートで作った干し芋は炭火であぶるとさらに甘みが濃厚になり、たまらない味だった。ミカンも焼くと甘みが増して美味しい。

さらにこの日は大学芋まで登場するという豪華ラインナップ。もちろんシルクスイートを使用したものだ。これだけ食べていると腹回りの肉付きが心配になるが、Ingressをプレイしていれば心配不要。「音羽の坂道を完全制覇!」「早大通りの動物巡り+ガチャピンポータル」のミッションふたつだけでもこの通り11kmは歩いている。美味しいものをたくさん食べて心を豊かにし、Ingressでたくさん歩いて体を強くする…これぞまさに健康!心も体も健康になる焼き芋いんぐれすは一石二鳥のおすすめイベントなのだ!

類似の記事

©2015 ぶんきょう・いんぐれす All Rights Reserved.