文京区のオアシス『椿山荘』でAPと健康をチャージ!-後編-

2015年12月23日 21時40分
カテゴリ: エリアガイド

Ingressを楽しみながらリフレッシュできる都会のオアシススポット、それが『椿山荘』。そんな椿山荘とIngressの魅力をレポートする今回の企画ですが、文京区のオアシス『椿山荘』でAPと健康をチャージ!-前編-では前半戦のポータルがサクサクハックできる様子や秋の気配深まる椿山荘の豊かな自然についてご紹介させて頂きました。さて、後編でも引き続きミッションポータルハックに精を出すのですが、後半戦のポータルはなかなか曲者揃いで!?

歩いてみると広大さが感じられる椿山荘庭園、後半戦はホテル周辺のポータルをハック!

前半戦の進捗は滝の前まで歩いたあたり。赤い丸がついているのが前半戦でハックしたポータルです。地図で確認するとちょうど半分ほどの距離を歩いたくらいでしょうか。「椿山荘(庭園散策)」ミッションはポータル数が多いので、ここまででもかなりの数のポータルをハックした感じがしています。

しかしクリアまでにはまだまだ!後半戦ではホテル周辺のミッションポータルをハックしてゆきます!

幽翠池を抜けるとポータル密集地帯が!さっそく「庚申塔」を発見

さて、幽翠池を抜けるとミッションポータルが密集する区域に入ります。さっそく発見したのが、「庚申塔(こうしんとう)」。こちらは寛文9年に造られたと言われる道教の庚申侵攻に由来する石塔です。石塔には青面金剛像が彫刻されており、凛々しいお姿を拝見する事ができました。

そしてこの辺りはミッションポータル密集地帯!「羅漢石(らかんせき)」や「福の亀」、「椿山荘の碑」などスキャナで見ると近い場所にポータルが密集しているのでハックは容易…なのですが、実物がなかなか見つからないというトラブルに見舞われた取材班は椿山荘敷地内をウロつき周る事に…

スキャナ上では圏内に入るものの実物が見つからないと椿山荘敷地内をウロウロ歩きまわる取材班、「庚申塔」からホテルの方へと移動したところ鬱蒼とした木々の中に佇んでいるのを発見したのが「椿山荘の碑」でした。こちらは「椿山荘」の名が付けられた事を記念した碑で、大きさは2m70cmとかなりのもの。体は亀のようにも見えて頭は獅子という珍しい石碑です。

ちなみにこの動物は『贔屓(ひいき・びし』という中国の神獣ではないかとの見方もあるようで、『贔屓』は龍が生んだ神獣で重きを背負うのを好むという事で石碑の土台に彫刻される事が多いそう。今回のこの石像も重そうなものを背負っていますね…ただ石が大きくて重いだけでなく、椿山荘の重厚な歴史を背負っているようで何とも威厳があります。また、石碑周辺には解説立て札も建てられていて勉強になりますね!

『福の亀』が見つからない!ホテルスタッフさんの神対応に救われた取材班

さて、ここまで四苦八苦しながらもポータルをハックし続けてきた取材班でしたが、ここに来てどうしても見つからないポータルが現れました。それが「福の亀」。スキャナを見ているとハック圏内に入るので「椿山荘の碑」近くにありそうなものの、いくら探しても見つかりません。ポータル画面写真の背景から位置を予想して周囲を歩き周るのですが見つからず、スマホ片手に椿山荘の薄暗い森をウロウロと歩きまわるシチュエーションも相まって見た目が完全に遭難者です。

そしてついに音を上げた取材班は、ホテルの人に助けを求める事に!当日は休日という事もありホテルでは挙式がいくつか執り行われていた様子で、ホテル内は礼服に身を包んだ挙式参列者で賑わう華やかな雰囲気。そんな中、場違いも甚だしいながらずけずけとお邪魔させて頂きます。

庭園は色づく紅葉などまだまだ秋の気配が色濃く残っていましたが、ホテル内部はすっかりクリスマスムード。上品に飾り立てられたクリスマスツリーがあちこちに飾られていました。そしてホテルの中をスタッフさんを探して歩きまわる事暫く、やっと見つけたとあるお店のスタッフさんに「福の亀」について尋ねると…なんと地図まで持ちだしてくださって丁寧に教えて頂けるという親切なご対応!写真はホテルスタッフさんがペンと地図で「福の亀」の位置を教えてくださっている様子です。この親切さ…まさに神対応でした!

無事にポータルを発見!場所がわかれば発見は容易

ホテルスタッフさんの神対応により無事に「福の亀」を見つけた取材班は、さっそく写真撮影とポータルハックを遂行。こちらは亀の形をした大きな岩で、亀には見えるものの随分といびつな彫刻だなぁ…と思っていたところ、なんと天然石だそうです。

解説立て札によると「福の亀」山梨県で発見された天然の甲州御影石で、石のやわらかい部分が風化してできたと言われているそう。そしてその形成にかかった歳月は一万年以上を経過していると推定されるとの事!亀は長寿のシンボルでありおめでたい象徴なのに加えてのこの希少さ…これは随分とご利益がありそうですね。

残るポータルもハック!「羅漢石」はユニークなポーズがチャーミング

さて、最大の難所となった「福の亀」を無事ハックした取材班は残るポータルハックに精を出します。残りのポータルは幽翠池のほとりにある「大黒天」と「庚申塔」の側にある「羅漢石」の2つ。まずはわかりやすい「大黒天」です。

こちらの大黒天は椿山荘で出会える七福神シリーズの一番最後の神様。大黒天は大きな袋と米俵、そして小槌が特徴的ですが元々はインドの神様でサンスクリット語でマハーカーラと呼ばれているそう。マハーが「大」、カーラが「黒」という意味なので大黒天というわけですね。日本の大黒天は温和な表情で親しみやすい感じですが、インドで描かれる大黒天は戦闘の神様という事で憤怒の形相に髑髏の首飾りをしながら人や獣を掴んでいるそうで、海を渡るとかなりアグレッシブになるようですね…

最後のミッションポータルはこちらの「羅漢石(らかんせき)」!ポータル画面の写真が夜のライトアップ時のものだった為か見つけるのに少々時間がかかったポータルでした。こちらの「羅漢石」、正式名称は「伊藤若冲・羅漢石(いとうじゃくちゅう・らかんせき)」と言い江戸時代の画家である伊藤若冲の下絵による五百羅漢のうちの20体です。

羅漢は正式名称で阿羅漢と言い、仏教において尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。そして五百羅漢とは仏陀に付き添った500人の弟子の事で、うちの20体を石像として表情したこちらは1体1体が様々な表情をしておりポーズも多様です。一緒に撮影させて貰ったこちらは胸に手を当て敬意を表しているかのポーズがチャーミングでした。今考えると懺悔のポーズだったのかもしれませんが、最後のポータルに興奮していた取材班の脳内はアドレナリンでいっぱいだったのでそう見えたのかもしれませんね!

 

無事にポータルを全ハックし、ミッション完了!たくさん歩いて健康的!

「羅漢石」まで無事にハックを終えると、待ちに待ったミッションメダルが画面に登場!ミッションメダルは「椿山荘」の「椿」の文字が大きく描かれたデザイン。ミッションが好きかどうかのアンケートはもちろん「はい」をタップです。

さて、こうして振り返ってみると「椿山荘(庭園散策)」はなかなか歯応えのあるミッションでした。ポータルハックだけを目的にすればスキャナの範囲判定にひっかかるので難易度は下がりそうですが、実物を探すとなると歯応えが出てくるのでは…という印象です。しかし記事でもご紹介させて頂いた通り、椿山荘のポータルはどれも歴史のある見応え抜群のポータルばかり!ひとつひとつじっくり丁寧に観察しながら、そして椿山荘の豊かな自然に触れてリフレッシュしながらのミッションチャレンジがおすすめですよ!

ちなみに取材当日は「焼き芋いんぐれす」での「子育て地蔵の仲間を探せ!」「江戸川公園を調査せよ!」ミッションに続いての挑戦となったので、歩行距離も10km超えとかなりの健康的な数字をマークする事ができました。健康には歩くのが一番!そして椿山荘の自然の中で四季の移ろいに触れたりマイナスイオンを補給しながらだと、心の健康もチャージできそうな気がしてきますね。

まとめ

Ingressの魅力はポータルハックだけに非ず、というのは横須賀MISSION DAYでの取材でも感じた事ですが、実際に現地に赴いて歴史や自然に触れながら健康づくりも出来るのはいいですね!東京と言えば激戦区も多くありますが、たまにはこんなほのぼのとしたIngressを楽しんでみるのもいかがでしょうか?特に四季折々の自然が存分に楽しめる椿山荘はおすすめスポットですよ!

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