文京区の小高い丘にあるオアシス、それが『椿山荘』。歴史あるこの広大な庭園には四季折々の植物や水辺、日本の豊かな文化を感じさせる建造物・石像などが多数あり、一歩足を踏み入れれば都会である事を忘れてしまうほどです。そしてもちろんIngressエージェントに嬉しいポータルザクザク仕様!今回はこの『椿山荘』を堪能できるミッションを通じて、Ingressを楽しみながらリフレッシュできる椿山荘の魅力をたっぷりご紹介させて頂きますね。
足を踏み入れれば、そこには古きよき日本の風景が!
椿山荘は東京都文京区関口二丁目の小高い丘にある都会のオアシス。広大な敷地を所有し、敷地内にはホテルも併設されています。椿山荘の歴史は古く、南北朝時代には椿が自生する景勝地だったそう。そして江戸時代には久留里藩黒田氏の屋敷が建てられていたという歴史ある土地で、今の椿山荘の形となったのは明治時代です。
明治11年、山縣有朋がこの地を購入し『椿山荘』と名付けた屋敷を建てたのがルーツで、その後藤田財閥の二代目当主・藤田平太郎男爵が別荘とした後に1万本近くの植樹が行われ結婚式場や宿泊施設として営業を開始しました。
ちなみに2013年1月1日からは「ホテル椿山荘東京」として営業を行っており、ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」のアフタヌーンティーは特に有名ですよね。
そしてこの「ル・ジャルダン」では期間限定ではちみつコスメティックブランドHACCHIとコラボした特別なはちみつたっぷりのアフタヌーンティーを提供しているので、Ingressで椿山荘をたっぷり歩き回った後に甘いものを補給がてら立ち寄るのもいいですね。期間は2015年12月30日まで。特に女性AGにおすすめです!
・椿山荘 – wikipedia
・HACCIアフタヌーンティー | ホテル椿山荘東京
椿山荘のミッション「椿山荘(庭園散策)」はボリュームたっぷり!
さて、そんな椿山荘を舞台にした今回のミッションは「椿山荘(庭園散策)」。椿山荘の庭園は無料開放されているので、その広大な庭園内をぐるっと回りながら散策するミッションとなります。ミッションクリア時間の目安は30分。しかしご覧の通り、ポータル数も多くかなりのボリューム!
そして椿山荘の庭園はかなり広い上に階段や斜面など高低差もあるので、結構いい運動になるのがこちらのミッション。そして椿山荘は四季折々のたくさんの植物に思わず目を奪われてしまうので、自然の中でリフレッシュする事も考えると所要時間はもう少し長めと考えておいたほうが良いかもしれません。
そして椿山荘ミッションのおすすめの攻略方法は、ぜひ実物を見て周る事!椿山荘のポータルはスキャナ上だと順路通り歩いていればすぐにハック圏内に入るのでハックは容易なものの、いざ実物を探すとなると少し迷うポータルもあるのです。しかし椿山荘のポータルはどれも歴史情緒溢れる素敵なポータル。灯籠ひとつ、そして石像ひとつとっても味があるので、ひとつひとつのポータル実物をチェックしながらじっくり椿山荘を楽しむのがおすすめです。
さっそくミッションスタート!序盤はポータルが集中していてサクサク進む
さて、さっそくミッションをスタートさせた取材班ですが椿山荘の門をくぐるや否やさっそくミッションポータルに遭遇!さっそく発見したのは「長松亭」と「木春堂」。
「長松亭(ちょうしょうてい)」は電力業界の長老松永安左ヱ門翁に設計を依頼して昭和29年に完成した歴史情緒溢れる建物。料亭「錦水」の個室として利用できるとの事で、掘りごたつも設えてあるようです。「木春堂(もくしゅんどう)」は五島慶太翁が神奈川県足柄上郡の中津渓谷沿いに所有していた田舎屋を譲り受け移築したもので、石焼会席が楽しめる料亭となっています。(利用は要相談とのこと)
さらに順路通りに進み階段を登ると見えてきたのが、次のポータル「白玉稲荷神社」です。こちらのお稲荷さんは大正13年に京都の下鴨神社にあった一間四方の社殿を移築し、翌年に伏見稲荷明神から白玉稲荷を勧請して椿山荘の守護神としたもの。ちなみに椿山荘はパワースポットとしても有名で、庭園内に神社があるとなればその噂も納得ですね。
ここまで順調に3つのポータルをハックできましたが、椿山荘のMAPはこのようになっておりミッションポータルが庭園をぐるっと一周する形で配置されているのがおわかり頂けると思います。序盤で登場したポータルはまだまだ入り口周辺のポータル。先は長そうですね!
豊かな自然にも注目!秋の名残が美しい椿山荘はまさにオアシス
さて、今回の取材の主目的はミッションクリアですが注目したいのが椿山荘の豊かな自然。椿山荘に一歩足を踏み入れれば森か山かのような木々の多さに驚きました!そしてその木々の多くは綺麗に紅葉しており絶景。特に椛は燃えるような赤さで、思わず足を止めてしまいます。
その他にも実を結んだ金柑や深い緑の数々に忙しく目を奪われてしまう椿山荘。そんな豊かな自然と一体化するような歴史情緒溢れる建造物が次々と現れるのが素敵ですね。深呼吸すると空気が美味しく感じる気さえしてきます。
ここはじっくり抑えておきたい!平安期の歌人ゆかりの三重塔「圓通閣」
さて、椿山荘といえば抑えておきたいのがこの見事な三重塔「圓通閣(えんつうかく)」!入り口から暫く砂利道の坂や階段を登った小高い場所にあるこちらは、由緒正しき古の建造物。平安期の歌人・小野篁(おののたかむら)ゆかりの寺院である広島県賀茂郡の篁山竹林寺を起源とする三重塔です。
こちらは大正時代に強風で建物の一部が破損したところを藤田男爵が目白の森に移築しました。平成22年には築後初となる大改修作業が行われ、新たにご本尊として聖観世音菩薩が祀られたとの事。言い伝えでは平清盛が第一回目の修復を執り行ったなど由緒正しき歴史ある建造物です。そしてその大きさはぶんきょう・いんぐれす中の人と並んでみればおわかりの通り、大きい!どっしりとした木造建築で特に見事な組み木には思わず目を奪われてしまいます。ちなみに通路は「圓通閣」をぐるっと周る形で造られているので、正面はもちろん背面や側面も間近で見る事ができますよ!
庭園内には滝まで!マイナスイオンで心からリフレッシュ!
「圓通閣」から暫く歩くと、現れるのがこの大きな滝!こちらはミッションポータルではありませんが、水の流れる大きな音や飛び散る飛沫と溢れるマイナスイオンについ足を止めてしまいます。そしてこの滝、なんと滝の裏に入る事が出来るのがすごい!滝の裏に通路が伸びており、まさに目の前を滝が流れる様子は迫力満点です。マイナスイオンもここが一番よく摂取できるだろうという事で、めいっぱい摂取してみました。
都会で滝と出会えたり、滝の裏に入れるのは珍しいですね。椿山荘は四季折々の植物も見事ですが、水辺も楽しむ事ができ本当に趣向を凝らした庭園となっています。ちなみに滝の下は池になっており、何匹もの錦鯉達がゆったりと泳いでいました。そんな鯉達を眺めているだけでも癒やされそうです。
次々と現れるミッションポータルも快調にハック!
さて、肝心のミッションポータルハックはというとこちらも快調に進んでゆきます。順路通りに進んでいれば自然とハック圏内に入るので、数は多いものの迷う事は少ないでしょう。実物も「Yusui Lake」のように大きなものなら苦労無く見つけられます。
「Yusui Lake」は幽翠池と名付けられた池で、ひょうたんのような形をした人工池。椿山荘庭園の西側に隣接する野間邸の湧水に水源を持ちます。また、こちらは椿山荘を代表する風景でもあり、結婚式場も併設する椿山荘で挙式を挙げる和装カップルが池を背景に記念撮影をされていました。
そんな「Yusui Lake」は見つけやすいポータルですが、少しわかりにくいのがこの七福神達。風景に溶け込んでいたりするのでスキャナでは感知しても実際に見つけるのは少し苦労するかもしれません。
前半に登場した七福神は、「布袋尊」「福禄寿」「弁財天」の御三方。布袋尊は笑顔がチャームポイントの神様で夫婦円満や子宝の神様とも言われています。福禄寿は長寿や幸福の神様。弁財天は知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があるとされています。こういった七福神との出会いがあるのも、パワースポットと呼ばれる所以かもしれませんね。結婚式場が併設されているのも納得です!
前半戦はサクサク進んだ「椿山荘(庭園散策)」ミッション、ところが後半戦は…?
さて、自然や趣溢れる庭園内の建造物や風景を楽しむ余裕のあった前半戦はミッションポータルも比較的わかりやすいものが多くサクサク進める事ができました。ただしポータル数の多いこちらのミッション、これだけハックしてもまだ半分と少しほどです。しかも後半戦は前半戦とは打って変わって少々難易度の高いポータルも出現!後半戦ではホテルのスタッフさんまで巻き込んだドタバタ椿山荘ミッションレポートとなるのですが…?