用語解説

2015年03月03日 01時40分

エージェント(Agent)

Ingressに参加するプレイヤーは「エージェント(Agent)」、Ingressアプリがインストールされたモバイル端末は「スキャナー(Scanner)」と呼ばれています。
エージェントは、緑の「エンライテンド(Enlightened)」と青の「レジスタンス(Resistance)」の2つの陣営(Faction)に分かれてポータルを奪い合い、ポータルをリンクで繋いで三角形を作ることで作られるコントロールフィールドの大きさを競っています。
両陣営とも取れる行動などに違いはありません。
Ingressにはもっと詳しいストーリーや世界観も設定されていますが、好みに合わないとゲーム自体への愛着を損ねてしまうかも知れないので、ここでは触れないでおくことにします。



ポータル(Portal)

エージェントが奪い合う対象となるのが、地図上の座標に設定されたポータルです。
ポータルはユーザーが推薦することができ、スタッフによる審査を経て設置されます。審査には数ヶ月かかることもあるようです。文化的・芸術的・宗教的に重要な場所がポータルになることになっており、観光名所や史跡、駅、大学、図書館、郵便局、地蔵や神社などが採用されています。



Ingress Intel Map

地図上にポータルやリンクなどの情報を表示して戦況を確認できるWebページです。アクセスするには、Ingressに登録したGoogleアカウントにログインしている必要があります。
アプリをインストールして初期設定を行ったら、まずはIntelにアクセスして、近隣のポータルの勢力分布を確認するといいでしょう。味方が占領済みのポータルからはAPを獲得できる行動が限られているため、味方ポータルしかないとレベルアップしにくくなってしまいます。このような場合は、別のGoogleアカウントでやり直すか、ヘルプセンターから陣営の変更を申請するといいでしょう。



認証(Verification)

アカウントの大量取得などの不正の対策として、電話番号を利用した「認証」を行うまでは、アイテムの所持数が100個までで、アイテムの破棄やレベルアップが出来ないなどの制限が課されるようになっています。
認証は、メニューの「設定」→「今すぐ認証する」で行えます。SMSもしくは音声通話で認証コードを受けとり、アプリ上に入力すれば認証完了となります。電話番号には、固定電話も使用できます。
認証完了後は、アイテムの最大所持数は2000個となります。



XM(Exotic Matter)

XMはアイテムの使用などの行動の際に消費するエネルギーです。敵のポータルにハックや攻撃を行った際にも、ポータルからの反撃によってXMを消耗することがあります。
XMはゲーム画面上に白い点として表示されており、近づくことで入手できます。XMは時間経過とともにランダムに出現し、レベルの高いポータルの近くでは出現量が多くなります。
「パワーキューブ(Power Cube)」アイテムを使ったり、その他の不要アイテムを「Recycle」で変換することでも回復できます。
XMがゼロになっても特にペナルティはなく、これらの手段で回復させればすぐに行動できます。



AP(Access Points)

特定の行動を行うことでエージェントが獲得できる経験値のようなものです。
敵ポータルのレゾネーターの破壊やレゾネーターの設置などの行動によって獲得できます。
特にリンクやコントロールフィールドの作成、破壊、ポータルへの最初のレゾネーターの設置などの獲得APが多めとなっています。



アクセスレベル(Access Level)

エージェントやアイテムにはレベルがあり、自分と同じレベルまでのアイテムを使用できます。
また、レベルが上がると保持できるXMの上限が上昇するほか、リモートチャージのXM減衰率が軽減されます。
レベル1の時点でのXM上限は3000で、レベル8までは1000ずつ上昇、レベル9以降は1500ずつ上昇していきます。



ミッション(Mission)

メニューの「MISSIONS」で、テーマに沿って地域の複数のポータルにアクセスするなどの課題に挑戦できます。
ミッションをクリアしてもAPなどは手に入りませんが、レベル9以上に上がるために必要なメダルの獲得条件の一つになっているので、地域のポータルを攻略して回るつもりの時は、手頃なミッションを探して遂行しておくといいでしょう。
ミッションもユーザーが作成を申請することができます。



ハック(Hack)

ポータルに近づいてハックを実行することで、アイテムを入手できます。アイテムは複数手に入ることもあれば、一つも手に入らないこともあります。
敵のポータルをハックするとAPを獲得できますが、反撃を受けて多くのXMを失います。
HACKボタンを長押しすると、表示された図形を覚えて再現する「グリフハック」というミニゲームが開始され、成功するとAPを獲得でき、アイテム入手率も高くなります。
ポータルを1回ハックするとクールダウンが必要になり、そのプレイヤーは300秒間は同じポータルをハックできなくなります。また、同じポータルを4回ハックするとバーンアウト状態になり、そのプレイヤーは最初のハックから4時間が経つまでそのポータルを再ハック出来なくなります。
ポータルに「MOD」を設置することで、クールダウン時間や連続ハック可能回数の制限を緩和できます。



レゾネーター(Resonator)

レゾネーターは、中立のポータルをキャプチャー(Capture)して自陣のものにするために使用するアイテムです。レゾネーターを設置することを「デプロイ(Deploy)」と呼びます。
一つのポータルには最大8つのレゾネーターを設置でき、最初の1つは625AP、2~7つ目は125AP、8つ目は375APを獲得できます。
設置されたレゾネーターは、時間経過や敵の攻撃によってXMが減少し、ゼロになると破壊されます。
設置されたレゾネーターはそれぞれ位置情報を持っており、設置者とポータルの距離に応じた位置に設置されます。隣接しているレゾネーターはまとめて攻撃を受けるので、分散させて設置した方が破壊されにくくなります。
1つでもレゾネーターが設置されたポータルは設置者の陣営のものになり、すべてのレゾネーターが破壊されると中立に戻ります。
レゾネーターにはレベルがあり、高レベルのレゾネーターほどXMの上限が高く壊されにくくなります。設置されたレゾネーターの合計レベルを8で割って端数を切り捨てた数がポータルのレベルとなり、レベルが高いポータルほどハックで高レベルのアイテムを入手しやすく、遠くのポータルまでリンクを張れるようになります。
一人のプレイヤーが1つのポータルに設置できるレゾネーターは、レベル8と7が1つ、レベル6と5が2つ、レベル4~2が4つ、レベル1は8つまでとなっています。



MOD

ポータルの機能を強化するアイテムです。
レゾネーターの防御力を高める「シールド(Portal Shield)」、ポータルからの反撃の威力を高める「フォースアンプ(Force Amp)」、反撃の頻度などを上げる「ターレット(Turret)」などの防御用MODと、ハック後のクールダウン時間を減らす「ヒートシンク(Heat Sink)」、バーンアウトまでのハック可能回数を増やす「マルチハック(Multi Hack)」、リンク可能な距離を伸ばす「リンクアンプ(Link Amp)」などがあります。
一人のエージェントが同じポータルに設置できるMODは2つまでで、一つのポータルに設置できるMODの合計数は4つまでとなっています。
敵の攻撃にポータル本体が巻き込まれると、設置されていたMODが破壊されることがあります。



アップグレード(Upgrade)

味方ポータルのレゾネーターは、より高いレベルのレゾネーターで置き換えることができます。
他のプレイヤーが設置したレゾネーターをアップグレードすると65APを獲得できます。
高レベルのレゾネーターは、一人で同じポータルに設置できる数に制限があるので、高レベルのアイテムを入手できる高レベルのポータルを作るには、他の高レベルプレイヤーが占領したポータルをアップグレードする必要があります。



XMPバースター(XMP Burster)

敵のポータルに設置されたレゾネーターを攻撃するアイテムです。
攻撃によってレゾネーターのXMをゼロにすると破壊でき、レゾネーターを2本以下にするとそのポータルが形成していたリンクやコントロールフィールドを破壊できます。
エージェントを中心に一定範囲内のレゾネーターを同時に攻撃でき、近くにあるレゾネーターほど大きなダメージを与えられます。高レベルのXMPバースターは、ダメージを与えられる範囲も広くなっています。
また、「FIRE」ボタンを長押しすると、エネルギーが集まってくるアニメーションが表示され、輪が中心に近くなったときに離すことで最大20%ほど威力を上昇させられます。



ウルトラストライク(Ultra Strike)

XMPバースターより攻撃力が高く射程距離の短い攻撃アイテムです。ポータルに設置された「MOD」を破壊する効果もXMPバースターより高めになっています。



ポータルキー(Portal Key)

リンクの形成や遠隔でのリチャージに必要となるアイテムで、各ポータルをハックすることでそのポータルに対応したキーをかなりの高確率で入手できます。
既にポータルキーを持っているポータルからは、2個目のポータルキーは入手しにくくなっていますが、ポータルキーを一旦DROPするか、カプセル(Capsule)に格納しておけば、持っていないときと同様の確率で入手できます。



リチャージ(Recharge)

敵の攻撃や時間経過でXMが減少したレゾネーターは、自分のXMを消費して回復させることができ、1回ごとに10APを獲得できます。
ポータルキーを持っているポータルは、近くにいなくてもリチャージできますが、距離が離れるほど回復できるXMの量が減少してしまいます。エージェントのレベルが高いほど減少率は少なくなります。距離が離れすぎるとリチャージできなくなりますが、レベル1でも250km未満ならリチャージできるので、特に気にする必要は無いでしょう。



リンク(Link)

リンク先のポータルのポータルキーを所持しており、リンク元とリンク先のポータルに味方のレゾネーターが8本設置されている場合に、ポータル間をリンクでつなぐことができ、APを獲得できます。
リンクはコントロールフィールドの形成に必要となるだけでなく、リンクの数に応じてポータルの防御力が上昇します。
一つのポータルからは8本までしかリンクを張れず、他のリンクと交叉するようなリンクを張ったり、コントロールフィールド内のポータルをリンク元とすることはできません。
リンクできる距離もリンク元のポータルのレゾネーターのレベルに応じた上限が存在し、レベル1のレゾネーターだけだと160メートルまでのリンクしか張れませんが、レベル2が8本で2.6km、レベル3が8本なら12kmまでのリンクを張れるようになります。



コントロールフィールド(Control Field)

3つのポータルを3本のリンクで繋ぐと、コントロールフィールドと呼ばれる陣地が形成され、多くのAPを獲得できます。
コントロールフィールド内のポータルにリンクを張れば、多重にコントロールフィールドを形成することも出来ます。



マインドユニット(Mind Units)

コントロールフィールドを作成したときに獲得できる得点です。陣営の勝敗や個人ランキングはMUに基づいて決定するほか、累計獲得量に応じて「Illuminator」の実績メダルを獲得できます。MUはコントロールフィールドの面積と地域の人口密度を元に算出され、大きなフィールドの場合はフィールド内の人口に近い値となるようです。



パワーキューブ(Power Cube)

攻撃や占領などの動作の実行に必要な「XM」の残量を一気に回復させられるアイテムです。敵ポータルへの攻撃中や、リチャージで味方ポータルの破壊を阻止しようとしているときなどに役立ちます。パワーキューブもレベル1~レベル8まで存在し、レベルが高い物ほど回復量が大きくなっています。



ジャービス ウィルス(Jarvis Virus)/ADA リファクター(ADA Refactor)

ポータルの陣営を強制的に変更できるレアアイテムです。
ウィルスはEnlightened(緑)へ、リファクターはResistance(青)への反転を行え、自軍のポータルを敵軍のポータルに変えることも出来ます。
敵側への反転は、巨大なコントロールフィールドを作るときに邪魔になっている味方のリンクを破壊したい場合などに役立ちます。



カプセル(Capsule)

他のアイテムを100個まで格納しておけるアイテムです。
カプセルに入れた状態で所持しているアイテムも所持数にカウントされるので、2000個までというアイテムの所持数上限を回避できるわけではありません。
ポータルキーを所持済みのポータルからは、新たなポータルキーは手に入りにくくなっていますが、すべての同一ポータルキーをカプセルに入れていれば、ポータルキーを持っていないときと同様の確率で入手できるようになります。
また、アイテムをまとめてDROPして他のプレイヤーに受け渡したり、貴重なアイテムをうっかり使ってしまわないように隔離するのにも役立ちます。
中に入れたアイテムが時間経過によって増殖する「MUFGカプセル」という上位アイテムも存在します。

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