Ingressに登場するアイテムの中でも滅多に手に入らないレアアイテムに「JARVIS Virus」と「ADA Refactor」がある。これは、ポータルの所属陣営を一発で反転させられる特殊武器だ。「JARVIS Virus」はResistance(青)のポータルをEnlightened(緑)に、「ADA Refactor」はEnlightened(緑)のポータルをResistance(青)へと反転できる。
反転されたポータルが形成していたリンクやフィールドは消滅するが、設置されていたレゾネーターやMODはそのまま反転先の陣営のものとなる。使用者の陣営側に反転した場合は使用者が新たな設置者として扱われるが、敵陣営側に反転した場合は「__JARVIS__」や「__ADA__」という特殊な設置者名になるようだ。
XMPバースターなどでレゾネーターを破壊して奪取した場合と違って、APは一切獲得できないが、高レベルレゾネーターや「Portal Shield」のMODなどで強固に守りが固められているポータルも簡単に奪取できるぞ。
ただし、使用するには対象のポータルのレベルの1000倍という大量のXMが必要だ。レベル1~8のプレイヤーのXMの最大値は(レベル+2)×1000だが、アイテムを使うには必要XMを超えるXMを保有している必要があるため、反転できるポータルのレベルは自分のレベル+1までとなる。
「JARVIS Virus」や「ADA Refactor」は、メニュー画面の「INVENTORY」でXMP BursterやUltra Strikeの右側に表示される。使用するには、Power Cubeなどと同様に、アイテム選択後の詳細画面で「USE」を押そう。
なお、保有XMを消費している場合は、あらかじめPower Cubeなどで回復させておこう。
反転させたいポータルを選択し「CONFIRM」を押すと、陣営の反転が実行される。
自陣営のポータルを敵陣営側に反転させる意味は?
「JARVIS Virus」や「ADA Refactor」は、プレイヤーの陣営にかかわらず使用できるので、このゲームでは唯一、自陣営のポータルを即座に喪失させることが可能だ。敵陣営側への反転の使い道として代表的なのは、巨大なフィールドを作りたいときに邪魔になっている自陣営のリンクの破壊だ。
また、ミッションの対象ポータルで、リンクやコントロールフィールドの作成が条件なのにリンク可能な場所が残っていないときにも役に立つ。
一旦敵陣営側に反転してから自陣営側に反転するとレゾネーターやMODの設置者名がアイテムの使用者に書き換わる特性を利用すれば、レベル8のプレイヤー8人未満でレベル8のポータルを作ることも可能だ。例えば、レベル8以上のプレイヤー4人がレベル8のレゾネーターを設置してから敵側に反転し、5人目のプレイヤーが味方側に反転し直せば、4人が再度レベル8レゾネーターを設置してレベル8のポータルを構築できる。
プレイヤーの多い市街地ならレベル8以上のプレイヤーを8人集める方が手軽だが、山奥などの高レベルプレイヤーを集めるのが難しい場所に強固なポータルを作りに行きたい時には役立つだろう。
ただし、一度反転されたポータルは1時間の間は反転アイテムに耐性が生じ、アイテムを使っても何も起こらなくなってしまうので注意が必要だ。