先輩AGに学ぶ、音羽通り坂道ミッションを楽に達成する方法

2016年01月29日 16時07分
カテゴリ: エリアガイド

”失敗は成功の母”とはよく言ったものだが、今回の焼き芋いんぐれす体験会はそんな格言を痛感するかのような体験会となったとも言えるかも知れない。今回挑むミッションは「音羽の坂道を完全制覇!」。音羽通りに点在する坂道を巡る約1時間ほどのミッションだ。ホクホクのお芋が並ぶ焼き芋ブースを後にした体験会メンバーは、進路を北に取り第一ミッションポータルを目指した。

「音羽の坂道を完全制覇!」ミッションポータルは総計13個

今回挑むミッション「音羽の坂道を完全制覇!」は所要時間約1時間の長めのミッションで、形式はANY ORDER。順不同でポータルをハックすればOKだ。坂の街である文京区「鷺坂」「鼠坂」「鉄砲坂」などユニークな命名の坂の数々を巡るミッションは”坂道巡り”とだけあってかなり足腰を使うので、健康にも良さそうだ。

第一ミッションポータルは「鷺坂」。鷺坂は去年12月の焼き芋いんぐれす体験会で挑戦した「子育て地蔵の仲間を探せ!」ミッションにも登場した坂だ。ちなみに「音羽の坂道を完全制覇!」に登場するミッションポータルの歴史やポータル紹介はぶんきょう・いんぐれす内記事「APと歩行距離を稼ぐなら音羽通りの坂道巡りがオススメ」で詳しく紹介しているので、併せてご覧頂きたい。

音羽通りを挟んで両側に配置されたポータル、攻略のポイントはここ!

さて、今回のミッションでは音羽通りを挟んでミッションポータルが両側に配置されている。この配置が攻略のポイントとなり、同時にクセモノとなるのだ。

このミッションを最も楽に攻略するルートは、音羽通りの東側もしくは西側を護国寺に向かって進み、護国寺で折り返して今度は道の反対側を進むというもの。出発点は①鷺坂、もしくは⑬江戸川公園となり帰着点はそれぞれ出発ポータルと反対側ポータルとなる。

このルートを守る事が攻略の鍵となる「音羽の坂道を完全制覇!」ミッション。地図上では簡単そうに見えるのだが、実際に歩いてみるとそうはいかない事に気付くのだ。このルートを撹乱するのが、スキャナの存在。実は音羽通りを挟むポータルは距離が近いので、反対側ルートのポータルがスキャナに感知されてしまう。画像は音羽通り西側に位置するポータル「Sekiguchi 3 Chome Park」だが、スキャナでは東側に位置する「八幡坂」が感知されているのがおわかり頂けるだろう。

従って、この攻略ルートを迷わず進むにはスキャナを無視してMAPを頼りに進む事が必要だ。最も手っ取り早いのが、地元エージェントと一緒にプレイする事。土地に明るい地元エージェントなら迷わずルートを進む事ができるだろう。

開始早々からアクシデント発生!ルートを間違え最終ポータルをハック…

事件はミッション開始早々に発生する。当日の参加者は総勢11名。これだけの大人数ともなると一例で歩いていてもどうしても間延びしてしまう。最初の事件発生箇所は江戸川橋交差点だ。間延びした一行は赤信号に分断され、後方数名が取り残されてしまった!

やきもきしながら信号待ちしている間に音羽通り東側を目指していた一行の姿は見えなくなり、少しでも早く追いつこうと西側へ向かう青信号を渡りそのまま音羽通りへ。一行は①鷺坂を目指して歩いていたが、我々は⑬江戸川公園に着いてしまったのだ。攻略ルートを理解していなかった記者は、すかさずスキャナに表示された江戸川公園をハック!

”ミッション攻略ルートに一番詳しい人”とはぐれてしまった…

意気揚々とポータルをハックした記者だったが、実は早くも道を踏み外していた。その後音羽通りを挟んで分離した他の参加者達の姿を見つけ、次の信号で合流した一行は幸運にも攻略ルートに戻る事に成功。しかし、安心したのも束の間、本当のアクシデントはここからだったのだ…

合流した一行は音羽通り東側に位置する鷺坂に到着。鷺坂と言えば、前回の体験会でGPSが狂いなかなかハックできない事象が発生した思い出深い場所だ。流石に二度も続けて…と高を括っていたのだが、なんと今回も発生。この坂はドロイド君に何かに恨みでもあるのだろうか…

そして本当のアクシデントが発生する。数名の先輩エージェント達がフォローを行っている間に、ハックを終えたメンバー達は次のポータルハックに移動していたのだ!急いで坂を降りたが、坂の下の十字路は無人。不幸な事に、はぐれたメンバーの中には”ミッション攻略ルートに一番詳しい人”が居た。「音羽の坂道を完全制覇せよ!」を作成したぶんきょう・いんぐれす中の人だ。この人以上に詳しい人は居ない…!我々は最もルートに精通した貴重な案内人を失ったのだ。

道標のはずのスキャナに翻弄され、違う意味でドMなミッションに

cottonpanさんやSamurai26さんが電話やハングアウトで連絡を取ろうとするも、前方メンバーとの合流ならず。ここから暫くスキャナに惑わされながら信号を渡り、気づけば我々は音羽通り西側に居た。普段は道を示してくれる筈の頼れるスキャナだが、今回は道路を挟んだ向こう側のポータルまで導こうとするので困ったものだ。スキャナを頼りに移動していると翻弄されてしまう。

今回のミッションは『坂道が多いのでドM向け』と事前に聞いていたが、違う意味でドMなミッションになってしまった。ドMを通り越してもはや変態向けである。

地元先輩エージェントの導きにより逆方向攻め作戦を決行!

こんな時に頼りになるのが、やはり地元先輩エージェント!

cottonpanさんやSamurai26さんの導きにより、我々は当初の予定だった音羽通り東側を進むルートを変更し西側を進む事に。逆走する事で途中でうまい具合にはぐれたメンバーと鉢合わせよう、という作戦だ。さすがIngress慣れした先輩地元エージェント、この人達ともはぐれていたらどうなっていたか…あまり想像したくない。

進行ルートが決まってからは、比較的平和なポータルハックが続いた。逆走組は初心者エージェントと先輩エージェントのバランスが良かったので、道々行われるのは坂を登りながらのIngressレクチャーだ。記者もまだまだ低レベルなもので、非常に勉強になる。

先輩に教えて貰ったAP効率ゲット技を重ねてゆくうちにLv.1だった初心者エージェントがレベルアップするワンシーンもあり、嬉しそうな様子が印象に残った。

ルートが決まればサクサク進むミッション、次々とポータルをハック

ここからは”ルートが決まればこっちのもの”と言わんばかりに、ポータルハック快進撃が続いた。坂道ミッションなので多少の傾斜はあるが息が切れる程でもなく、ウォーキングとして最適なこのルート。雪の残る様子やのどかに日向ぼっこをする猫、関口パンの美味しそうなショーウィンドウに目を奪われつつ大通りから外れた閑静な住宅街に潜むポータルは一通りハックし終えた。ここからは大通りに出て護国寺を目指すのだが、流石に前方メンバーとの遭遇はまだだ。





折り返し地点の護国寺で前方メンバーと遭遇!

大通りである音羽通りを護国寺へ向かって暫く歩くと見えてくるのが、東京メトロのマーク。有楽町線の護国寺駅だ。江戸川橋からはたった一駅だが、こうして歩いてみると結構長く感じる。

そしてこの辺りでも「Welcome Ingress Agent」のポスターをあちこちで見かける事が出来た。これから向かう護国寺はポータル密集地という事で、エージェントの訪れも多いと予想される。エージェントにとって嬉しい光景だろう。

そして護国寺では前方組と遭遇!立派な構えの山門を撮影していると、ぶんきょう・いんぐれす中の人が出てきた。ハングアウトで連絡を取ってくれていたSamurai26さんとのやり取りから中で待っていてくれたようだ。

ここで参加者全員が一旦顔を合わせてひと休憩した後、今度はそれぞれが来た道を逆に進む形で出発。ここまででもだいぶ歩いた感があるが、まだまだ半分だ。気合を入れなおして、残り半分のミッションに取り掛かるぞ!

オマケ:体験会で見かけた、Ingressが楽しくなるハイレベルエージェント所持グッズ

ハイレベルなエージェントの参加も多数となった今回の体験会、ハイレベルエージェントとなると持ち物も少し違う。よく見るとIngressをより楽しむ為のこだわりグッズを所持していたりする。このコーナーではオマケとして、そんなハイレベルエージェント達のこだわりグッズを勝手に紹介しちゃうぞ!

スマホ操作を損なわずに寒さから大切な手を守る、こだわり手袋

Samurai26さんが使用していた便利グッズは、指先が着脱可能な手袋だ。この日の文京区は風が強く、手袋無しでは凍えてしまうような寒さだった。スマホを操作しているとだんだん指がかじかんできて、グリフハックなど到底無理に思えてくる寒さだ。

そんな寒い日でも快適にIngressを楽しめる工夫がこの手袋なのだろう。操作性を失わずに温かさを確保する便利グッズだ。さすが、ハイレベルエージェントは違う。

さり気ないアピールがお洒落で可愛い、RES色ピアス

イベントとなれば何か陣営を主張する色を身に着けたいもの。これまで参加したFSやイベントでもそんなエージェントは数知れずで、キャップやアウターなどひと目で陣営がわかるアイテムが多かった。

しかし今回参加されていた女性ハイレベルエージェントさんのこだわりアイテムは、さり気なさがお洒落で可愛いアクセサリー。RES色のピアスだ。このさり気ないお洒落Ingressアイテムの使い、さすがハイレベルエージェントは違う。

いつでもどこでも栄養補給、歩き回る為のエネルギーをくれる焼き芋

ハイレベルエージェントともなれば、その歩行距離はいかほどのものだろう。レベルアップには歩き回る事が第一条件となるIngressでは、栄養補給グッズも大切なアイテムだ。夏場なら熱中症予防の為の塩飴やスポーツドリンクがオススメだが、冬のオススメは何と言ってもこれ!焼き芋!

焼き芋で栄養補給を行っている人が居る…と思えば、やはりハイレベルエージェントだった。Ingressのお供にピッタリな焼き芋を携帯保持しているなんて、さすがハイレベルエージェントは違う。

しっくり感抜群のポータルに思わず、『ここからXMが吹き出しているとでも…?』

折り返し地点の護国寺を後にし辿り着いた最初のポータルは、少々変わっていた。富士見坂に位置する住居用マンションのオブジェだ。いくらオブジェと言えこんな普通の住居用マンションのオブジェが何故…という印象だが、このポータルを見た瞬間にSamurai26さんが呟いた『ここからXMが吹き出しているとでも…?』、その言葉が全てを物語っているだろう。

まさにIngressの為に造られたかのようなこのオブジェ、ユーモア溢れるポータルである。

ディープな文京区の路地風景、そして「あの」コクリコ坂

後半戦はポータルさえ少ないものの、移動距離が長い。残るポータルは「コクリコ坂」「鼠坂」「八幡坂」の3つとなった。そしてここからのルートは住宅街の細い路地を抜けるなど複雑だ。スキャナはどうしても多少のGPSぶれが発生してしまう事もあり、地元エージェントの助け無しではスムーズな攻略は難しかっただろう。

そして、移動中は文京区のディープな風景にも出逢う事が出来た。音羽通りは車の多く行き交う現代的な大通りだが、路地に入るとスプレーでの落書きや蔦の絡まった高い塀など昔ながらの風景を垣間見る事が出来る。こういった風景に出逢う事が出来るのも、Ingressの魅力かもしれない。

閑静な住宅街に位置するポータル「special cook of coquelicot」は名前の無い坂にある喫茶店。この喫茶店の名前から、この坂とはコクリコ坂とも呼ばれている。

コクリコ坂と言えば映画「コクリコ坂から」が有名だが、実はこの喫茶店に由来している。原作漫画が発売された際、よくこの喫茶店で打ち合わせが行われていた事からだそうだ。

急勾配の鼠坂を駆け上がると、塀から顔を覗かせるユーモラスな鼠が!

こちらも閑静な住宅街に位置するポータル「鼠坂」は、これまでに無い急勾配の坂だ。音羽の谷から小日向台へ上る急な石段坂となっており、坂ではその急勾配を使って地元の子供達が元気いっぱい遊ぶ姿も見かけた。ちなみに森鴎外の小説「鼠坂」の舞台でもある。

鼠坂の由来は「鼠ほどしか通れないような狭い坂」という事だが、現在は拡張工事が行われ通りやすい道となった。という事で残念ながら鼠坂の面影は無くなってしまったのだが、鼠坂を見下ろすこの鼠の置物は『代わりに』とでも言った所だろうか。ユーモラスな表情で坂を見守る鼠は見つけにくいが、坂の左側を注意しながら登ってゆけば見つけられるのでぜひ会いに行ってみて欲しい。

最終ポータルをハックして無事ミッション終了!そして今回のまとめ

鼠坂をハックし終えれば、いよいよ最終ポータル「八幡坂」だ。ちなみに本来の逆走ルートであれば最終ポータルは「鷺坂」になるのだが、序盤で右往左往したので「八幡坂」が最終ポータルとなる。

このミッションでもはやお馴染みになった文京区教育委員会の看板もすんなり見つかった。八幡坂の看板を眺めていると、長い旅も終わりか…と少し寂しい気持ちにもなるが、やはりミッション達成画面は嬉しいものだ。メダルは鼠坂のあの鼠。相変わらずの愛くるしい顔つきでこちらを眺めている。

さて、今回のミッションのまとめには「ミッション攻略時にはルートを考えよう」が最適だと思われる。今回のようにスキャナが頼りにならない場合は、土地勘や地図を読む力が必要だ。まずはミッション画面のMAPを確認してポータル全体の分布を確認する際にポータル間距離に気をつけよう。あまり近いと道を挟んで右往左往…という事態にもなりかねない。道を挟んだ分布になっているのが判れば、スキャナのナビは無視して道なりに進むのが正解だ。

多くの坂を巡るこのミッション、文京区探索にも運動にもいいミッションなのでぜひチャレンジしてみて欲しい。

次回イベント告知:2/11(祝)は体験会が2回も!文京社会起業フェスタに出展!

さて今回も大いに盛り上がったIngress体験会、次回開催も決定したぞ!次回は2016年2月11日(祝)、場所は文京シビックセンターだ。2月11日の体験会は「文京社会起業フェスタ」へのぶんきょう・いんぐれすの出展となり、14:55〜と15:55〜の2回開催される。参加費はいつもながら無料だ。ミッション終了後に焼き芋ブースへと帰還すると、当日のチラシが配られていた。

体験会では先輩エージェントにコツを教えて貰ったり、ミッションを通じて地域の新たな発見ができる。都合が合えばぜひ足を運んで頂きたい。

・いいね!から街の仲間をつくろう~社会起業フェスタ2015開催!


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