暑さが一段落して出歩きやすい季節になりつつあるためか、珍しいポケモンが沢山出現する「巣」などのスポットでは、ポケモンGOのプレイヤーが大挙して訪れてトラブルになる事例も相次いでいる。
お台場では、「ラプラス」が出現しているとの情報が出回ったことで、数百人のプレイヤーが詰めかけ、通行の妨げとなったり車道に飛び出すなどの問題を起こし、警察官が出動する騒ぎとなった。
「ミニリュウ」の巣として知られる上野恩賜公園の弁天堂では、再三の注意にもかかわらず通行を妨げたりゴミを散らかしたりするマナーの悪いプレイヤーが減らないことから、敷地内でのポケモンGOを全面禁止とする貼り紙が出される事態となっている。
このような事態が続けば、ポケモン出現地点がごっそり削除されたり、ポケモンGO自体が提供中止になってしまったりする恐れもあるので、周囲への迷惑にならないように節度を守ってプレイするように心掛けよう。
・ポケモンGO 「ラプラス」出現で警察官が出動 | NHKニュース
・ポケモンGO!お台場ラプラスパニック!警察無視レインボーブリッジへ大量の人が侵入!ポケモンGO!危険行為 – YouTube
・ポケGO「ミニリュウの巣」不忍池、度重なるマナー違反でスマホゲーム遊戯全面禁止に – ねとらぼ
お台場での騒動の一因と言われているのが、実際に行かなくても任意の場所に出現しているポケモンを確認できる非公式ツールだ。個人の目撃報告だけだとデマの可能性があるが、実績のあるツールの情報なら多少遠くても参考にして出向いてみるという人は多いだろう。
このような非公式ツールは、正規のポケモンGOアプリに成りすます不正プログラムでデータを自動収集していると見られており、ポケモンGOを運営するNiantic,Inc.では不正プログラムからのアクセスを防止する対策に取り組んでいる。一般的なオンラインゲームでは、正規アプリからのアクセスを精巧に模倣されると対策は困難だが、広範囲を歩き回るにはモバイル回線でアクセスしなければならないはずのポケモンGOなら、根絶も不可能ではないだろう。