夏は暑くて冬は寒くなる日本の気候だが、どちらがつらいかと言えばどう考えても夏だろう。寒さは十分に厚着をするだけでしのげるが、夏はギリギリまで薄着をしてもまだ暑い。無闇に長時間出歩いていると、熱中症になる恐れもあるので注意が必要だ。
そんな暑い夏場にIngressをプレイするなら、少しでも熱さを和らげる工夫を凝らしたいところだ。
この特集では、体を冷やすグッズや通気性の良いウエア、紫外線や虫への対策など、夏のIngressを快適にするのに役立ちそうな製品を一挙に紹介するので、ぜひ参考にしていただきたい。
外でも涼しさを確保
夏の外出を辛くしている最大の要因は、なんと言ってもその暑さだ。エアコンのような強力な冷却手段を持ち歩ければいいのだが、そうも行かないので小型扇風機で我慢しよう。内蔵バッテリをスマホの充電に使える製品や、ミストを噴射して気化熱で涼める製品などがあるぞ。
また、水を吸わせた高吸水繊維を脇の下や背中に当てることによって気化熱で涼しくなれるタスキ状のウェアも存在する。
更なる涼しさが欲しければ、瞬間冷却剤もおすすめだ。叩くことで2つの薬剤が混じり合い、瞬時に0度以下の冷たさを手に入れられるぞ。
更に、端末の熱対策も重要だ。カバーやケースを付けたまま使っていると熱を籠もらせやすいので注意しよう。「まず貼る一番」などの放熱シートを貼っておくと、冷えやすくなって端末への負担を軽減できるぞ。急いで冷ましたい場合には、モバイルクーリングファンを利用するのも手だ。
風通しのよい服装で汗の不快感とおさらば
少しでも熱さを和らげたければ、通気性の確保も重要だ。汗が効率よく蒸発すれば潜熱で体が冷却されるが、蒸発しないとベタついて不快になってしまう。
服や靴だけでなく、荷物を入れるバッグや自転車のサドルカバーも、通気性の高いものにしておけば、不快な蒸れを抑えて更に快適に活動できるだろう。
また、額や頭から滴り落ちる汗が目に入らないようにするヘッドバンドや、余計な汗をサッと拭き取れる高吸水性のタオルなども用意しておきたいところだ。
紫外線から肌や目を守れ
長時間強い日差しにさらされると、紫外線によって肌が日焼けしてしまう。赤くなってヒリヒリしたり、肌のシミなどの原因となるだけでなく、紫外線で皮膚のDNAが傷つけられると皮膚ガンの恐れもあるので、日焼け止め製品でしっかり対策しておきたい。
また、目を日光から守るサングラスは、紫外線カット性能の高い物を選ぶようにしよう。サングラスで視界が暗くなると瞳孔は広がるので、カットされていない紫外線は通常より水晶体や網膜に届きやすくなってしまうのだ。
また、直射日光で頭部を熱されすぎると、脳に悪影響が生じる熱射病の恐れがあることにも注意が必要だ。日光を吸収しにくい明るい色の帽子も用意しておきたい。
鬱陶しい虫も撃退せよ
夏のアウトドアで敵となるのは、暑さや日差しだけではない。蚊などの虫にも注意が必要だ。ただ刺されて痒くなるだけでなく、伝染病を媒介することもある。
害虫対策と言えば虫除けや殺虫剤が基本だが、超音波で虫を追い払う製品や、素材に虫除け加工が施されたズボンなども存在するので要チェックだ。
また、虫に刺されてしまったときのために、塗り薬も備えておこう。
汗で失われた水分と塩分を補給
熱い中を歩き回っていると、体内の水分や塩分が汗として失われていく。適切に補給しないと熱中症の危険が高まるので注意が必要だ。
ペットボトルをそのまま持ち歩くとすぐにぬるくなってしまうので、「Wide-insulated」のように保冷性能のある水筒に入れておくといいだろう。
塩分を補給するためにはスポーツドリンクが適しているが、どうせ飲むなら好きな飲み物にしたいということもある。そんなときは、別途「塩分チャージタブレッツ」などの塩分補給用のお菓子を持って行くといいだろう。