ぶんきょう・いんぐれすが昨年10月から毎月実施している企画「焼き芋いんぐれす」は江戸川橋地蔵通りマルシェへの出店など焼き芋露店出店など地域住民の方に喜んで貰える催しと共にイングレス体験会を同時開催し、地域活動を通じてイングレスを地域の人達に知ってもらおうという取り組みだ。3月度は「お花見イングレス」を地域の餅つき大会&消防訓練と共にイングレスを地域に広める活動を行った。今回はその様子をレポートするぞ!
3月27日(日)、関口地区の町会行事の一貫として「お花見イングレス」を開催!
「お花見イングレス」の開催日は3月27日。前回・前々回は真冬の体験会という事で手袋やマフラーなどやや厳しい条件での開催となったが、この日は穏やかな晴れで絶好のイングレス日和だった。今回の「お花見イングレス」は文京区関口地区の町会行事と同時開催にて企画し、より密接に地域住民にイングレスを知って貰おうという作戦だ。当日、会場では地元の消防訓練も同時開催され多くの地域住民達や地元消防局の方々が会場に集ったぞ!
地域住民達が協力してたくさんのお花見フードを『皆で一緒に』作成!
地元住民のふれあいの場という事で盛大に開催されたこの消防訓練&餅つき大会では、杵や臼など本格的な餅つきグッズが揃い会場ではつきたてのお餅が食べられる春にぴったりなイベントとなった。他にもフランクフルトや焼き鳥、モツ煮、ヤキソバなど多くの地元住民の舌を喜ばせる料理が登場し、飲み物も本格的なビールサーバーが設置されるなどの気合いの入り用だ。そしてその料理は地域住民達が協力して皆で作る。地域住民達が協力しながら餅をついたりヤキソバを焼く光景が印象的だった。
当日、日本は沈没!というわけで趣向を変えてリアル世界を探索する事に
さて、今回の体験会だがなんと日本は完全に沈没中!どうやら前日に何者かによって日本をすっぽり覆うように巨大RESフィールドが張られたようだ。このフィールドによって道が見えず、体験会決行は少々難しい雰囲気に…。そして当日はこの影響か体験会参加者も少なかった。リアル世界では雨が降ろうが雷が落ちようがプレイできるイングレスだが、バーチャル世界での日本沈没はさすがにプレイが厳しいと判断したのだろうか…
・久々に日本沈没!RESの巨大CFで本州が一面真っ青水浸しに。 | charingress.tokyo
というわけで、企画したものの決行が難しくなってしまったイングレス体験会。幸い来てくれたのがいつも参加してくれる地元AGという事で、体験会で実施予定だった「江戸川公園を調査せよ」「椿山荘(庭園探索)」は何度もプレイ済という事で…今回は趣向を変えリアル世界を探索する事にしてみたぞ!実はこの日は別地区の町会も随所で開催されており、普段と地域の様子が随分違っていた。江戸川公園はお花見目当ての人で大賑わいという情報を聞きつけ、普段はスキャナを持った怪しい人達がウロつく公園がどんな風になっているのかさっそく探索に向かおうとなったわけだ。
江戸川公園では別地区町会のお花見や家族連れなどでワイワイガヤガヤ
消防訓練&餅つき大会現場からほどなく歩くと桜の名所で知られる江戸川公園に到着する。江戸川公園は神田川沿いに造られた公園で、川沿いに植えられた数多くの桜が花開くと、それはもう美しい光景が広がる。
江戸川公園は例年この桜を目当てに多くの花見客で賑わうが、この日も桜を楽しみに集まった数多くの花見集団が随所で盛り上がっておりその中には別地区の町会お花見と見られるものも。ちなみにこの日は満開には少し早かったらしく桜は6分咲きといった所だったが、心地良い天気も相まって大変気持ちの良いお花見が出来たに違いない。
公園には老若男女様々な花見客が酒や花見料理を広げながら盛り上がっていた。中には町会の花見集団の姿も見受けられ、野点イベントを開催するなど普段の閑散とした江戸川公園と随分雰囲気が違ったぞ!野点イベントブースでは可愛いハッピや浴衣を着た子供たちの姿もあり、お抹茶とお菓子が無料で提供されていた。
そのほか露店の姿も見受けられ、おでんや甘酒、枝豆などお花見気分の盛り上がる食べ物も売られていたぞ!
ちなみに過去にも紹介したが、この江戸川公園には数多くのポータルがある。
「江戸川公園を調査せよ」のミッションではその中でも江戸川公園の名所ポータルを回ることができAGもイングレスプレイ中によく訪れる場所となっているが、この日はスマホを片手にウロつく怪しい人達が目撃される場所ではなく地域住民達のふれあいの場となっていた。
会場に戻るとお花見はいよいよ大盛り上がり!あちこちで咲く笑顔の花が
江戸川公園探索を終えて会場に戻ると、いい感じにお酒も入ってきたのかあちこちで談笑する地域住民達の姿が。その中には区議会議員の山田ひろこ氏の姿もあり、ぶんきょう・いんぐれすメンバーとの記念撮影にも応じて頂けたぞ!自分たちで用意した美味しい料理やお酒に舌鼓を打ちながら地域住民同士で交流を深め和やかな春を楽しむイベントとなった今回の「お花見イングレス」、地域で生活するだけなら周辺地区との交流はなくても生きていけるが地域住民と繋がる事でより楽しく有意義な生活を送る事が出来るだろう。最近は引越しの際に隣近所に挨拶する事もなく、隣の部屋に誰が住んでいるかわからないといった事もよくある話だ。特に都市部に顕著だろう。しかし必須ではないからと切り捨ててしまうと勿体無いというのが、こういったイベントに参加するとわかるのではないだろうか?そしてそれはイングレスにも共通すると感じられる。
イングレスはソロプレイ可能なゲームだが、Google+などでのコミュニティに属し地元AG達と繋がる事でより有意義なプレイを楽しむ事が出来る。今回張られた日本を沈没させるほどの巨大CFも、ひとりの力では実現不可能なはずだ。その他にも年中至る所で趣向を凝らしたCFを使ったアートやスーパーノヴァが目撃されるが、これらもひとりのAGの力では実現不可能だ。何百人、何千人という多数のAG達がリアル世界で一致団結してひとつの物事に取り組み結束を固め巨大な事を成し遂げる…そんな単なるゲームの域を超えた力が、イングレスにはある。
・東京タワーに4000本以上のリンク集結、世界記録か | Ingress速報
・世界中に作られたバレンタインアートまとめ
そしてイングレスの可能性は人と人とを繋ぐだけではない。浜松Obsidianや横須賀MISSION DAYではその効果を目の当たりにしたが、イングレスには経済活動促進の起爆剤となる力がある。浜松Obsidianでは特に「イングレス特需」とまで言われるほどの宿泊先施設飽和や飲食店飽和現象が起こり浜松の地に大きな経済活動の波を起こした事だろう。人がリアル世界で動くゲームだけに必ずお金もついて回るというのがイングレスの隠れた特性で、その大きさは動員数に比例する。「地域活性化×イングレス」を考える上でこの特性を無視する事はできず、地域活性化において重要な「経済効果」を生み出すのに有効なツールだと言えるだろう。
また、今回のお花見のように人と人とを繋ぐツールである事も前述の通りだ。ひいてはイングレスは地域活性化に必要な「人を繋ぐ」「経済活性化を生み出す」の両面を持ち合わせた優れたツールであると言えるのではないだろうか?イングレスはまだまだ単なるゲームとしての認識が大半だが、ぶんきょう・いんぐれすはイングレスが持つ独自の特性が必ず地域活性化に繋がると確信しており、今回のお花見イングレスでは確かな手応えを感じた。
今回のお花見イングレスにてぶんきょう・いんぐれすの大きな活動は一旦区切りとなるが、今後も「地域活性化×イングレス」の観点からイングレス情報を発信してゆき成功モデルとなるべく活動してゆくぞ!今後もぶんきょう・いんぐれすを応援頂きたい!