ポケモンの種類ごとの能力が大幅刷新!

2016年11月22日 23時21分


11月22日の朝頃、ポケモンGOでポケモンの能力値を刷新するアップデートが行われた。サーバ上での変更のため、アプリのアップデートなどの必要は無く、自動的に全てのプレイヤーに変更が適用される。
手に入りやすい「サンダース」の大幅な上方修正などが目に付くが、変更はほとんど全てのポケモンに及んでいる。今まではパッとしない性能で活躍の機会が無かったポケモンが上位のポケモンとも渡り合えるくらいに上方修正された例が多いが、今までトップクラスだった「カイリュー」や「カビゴン」、手に入りやすくて強かった「シャワーズ」なども強化されたため、有力ポケモンの顔ぶれはあまり変わり映えしない印象だ。
オンラインゲームでは今回のようなバランス調整は珍しくないが、苦労して入手したキャラが弱体化されたことを不満に思ってプレイを辞めてしまう人もいるため、強いキャラの弱体化には慎重にならざるを得ないという事情もあるのだろう。


今回の調整での出世頭は、「サイドン」だろう。元々そこそこの強さがあったが、理論上の最大CPでは1000以上もの大幅な上方修正が為され、「カビゴン」と並ぶトップクラス入りを果たした。比較的手に入りやすく、「相棒」にしていると「カビゴン」などより短い3kmの歩行で「あめ」をもらえるので、今後のジムバトルではよく見かけることになりそうだ。


逃走率が高く捕まえにくい「ケーシィ」の「あめ」を25+100個集めてやっと手に入る割には全然強くなかった「フーディン」も、最大CPで1000以上も上昇し、一気に有力ポケモンに。どうせ強くならないからと適当な個体を進化させてしまった人は悔しい思いをしていそうだ。


「イシツブテ」から25+100個の「あめ」で進化する「ゴローニャ」も、割と強かったのが最大CPで600以上強くなり、上位に食い込んできた。野生では見かけない地域も多いが、「相棒」にすると1km歩くごとに「あめ」がもらえるので、強化もしやすいぞ。


手に入りやすい「イーブイ」からランダムに進化してかなり強くなることから主戦力として多用されていた「シャワーズ」「ブースター」「サンダース」は、軒並み上方修正。1種類だけ大きく見劣りしていた「サンダース」が一気に強くなったのが目立つが、元々強かった「シャワーズ」の強化幅も大きく、調整前の「カビゴン」と並ぶほどの強さに達しているぞ。


手に入りやすくかなり強くなることからジムでよく見かけた「ナッシー」は、微妙に下方修正されてしまった。「シャワーズ」に抜かされ、「ブースター」と並ぶ程度になりはしたが、まだまだ有力であることは変わりないぞ。


元々最強だった「カイリュー」は、さらに若干強くなった。「カビゴン」も200以上上方修正。変更が無かった「ラプラス」は、強くなった「シャワーズ」などに抜かされている。
「ウインディ」も下方修正され、同じ「ほのお」タイプの「ブースター」に抜かれてしまったが、まだかなり強い部類だ。


「コイキング」の「あめ」を400個も集めなければ進化させられない割にはあまり強くなかった「ギャラドス」は600近くも最大CPをアップされ、「シャワーズ」や「ラプラス」より強くなった。


ハロウィン企画で大量に出現した「ゴース」から進化する「ゲンガー」もかなり上方修正され、最大CPで2600を超える比較的強い部類に。苦手タイプの少ない「ゴースト」タイプなので、相性を覚えていないマイナーなタイプのポケモン相手に投入する要員として活用できそうだ。


割と頻繁に見かける「クラブ」から進化するが全然強くなかった「キングラー」が大幅強化され、割と強くなった。とは言え、「みず」タイプではシャワーズの方が遥かに強くて手に入りやすいので、使いどころはあまりなさそうだ。


10kmのタマゴから孵るポケモンは、強さはイマイチでダブるとがっかりする種類が多かったが、多くの種類で上方修正されて割と強い部類になっている。
特に「サワムラー」は最大CPが900以上も伸びているが、元々かなり弱めだったので、そこそこの強さにとどまっている。とは言え、「カビゴン」などの「ノーマル」タイプに効きやすい「かくとう」タイプの技を使うので、出番はありそうだ。


「カイリュー」などの「ドラゴン」タイプに効きやすい「こおり」タイプの技を持っている「ルージュラ」も、大幅に強化されて、割と強い部類になっている。
他に「こおり」タイプの技を持っている場合があるポケモンとして有力視されていた「ヤドラン」は少し下方修正され、強くなった「パルシェン」と並ぶ程度になっている。
また、「ドラゴン」タイプの技が効きにくい「フェアリー」タイプで、「カイリュー」とも渡り合えた「ピクシー」は、少し弱体化してしまっている。


最大CPでは「シャワーズ」などに及ばず残念な感じだった御三家ポケモンでは、元々強めだった「リザードン」が若干強化されたものの、「カメックス」は弱体化され、あまり強くない部類になってしまった。「フシギバナ」は僅かな弱体化にとどまっている。


また、比較的強かった「ニドクイン」「ニドキング」「ラフレシア」「ゴルダック」「ニョロボン」「ウツボット」なども弱体化して、最大CP2400程度のありふれた強さになってしまっている。


簡単に手に入る割には意外と強かった「ピジョット」は少し下方修正され、最大CPで2000未満に。最大CP2000以下から上方修正されて2000~2300くらいの強さになったポケモンが多いため、一気に下位勢になってしまった。

類似の記事

©2015 ぶんきょう・いんぐれす All Rights Reserved.