Ingressの本体アプリでは、基本的に端末の現在地周辺の様子しか確認できない。旅行先のポータルをあらかじめ下見したい場合など、現在地以外の様子を調べたいときには、ブラウザ上でIngressの地図を確認できる「Ingress Intel Map」を使う必要がある。
だが、Intel Mapにはレゾネーターやリンク、コントロールフィールドなど多くの情報が表示されるため、非常に動作が重いのが難点だ。東京などのポータル超密集地域ともなると、高性能なデスクトップパソコンでも使うのを諦めたくなるほどの重さだ。
訪問済みポータル数の実績カウントを稼ぐためにポータル密度の高い地域を探したい時などは、代わりに「Ingress Mission Authoring Tool」を使ってみよう。ミッションを作成して登録申請するためのページなので、当然地図上にポータルを表示する機能を備えている。しかも、ズームアウトすると一定範囲のポータル群が雲状にまとめて表示されるので、ポータル密集地域でも軽快に動作し、ポータル密度も一目で把握できるぞ。
また、ポータル名でポータルを絞り込み表示できたり、ポータルを選択すると大きめの写真と説明文が表示されることにも注目したい。タイアップキャンペーンが行われているポータルを探したい時や、説明文が登録されていない名所ポータルを探して説明を追加したいとき、マイナーな名所の様子を写真で見てみたいときなどにも役立つだろう。
Mission Authoring Toolを使うには電話番号認証を実行済みでレベル7以上になっている必要があるが、熱心なプレイヤーならすぐに到達できるはず。ミッションの作成に興味が無い人も、ぜひ試してみよう。
・Ingress Mission Authoring Tool
「Ingress Mission Authoring Tool」のページの「SIGN IN」でアカウントにログインしたら、「CREATE NEW MISSION」をクリックしてミッション作成画面に進もう。
実際に登録申請するつもりでなければ、ミッションのタイプやタイトル、説明、アイコン画像は適当に設定してしまえばいいだろう。
一度基本情報を入力しておけば、次回からは保存した下書きから素早くポータル選択画面に進めるぞ。
ミッション情報入力画面の右下の「Choose Waypoints」をクリックすると、ポータルの選択画面に進むので、左側の地図をスクロール・ズームするか地図の右上の「Go to location」のボックスに地名を入力して、ポータルを調べたい地域に移動しよう。
複数のポータルが隣接している箇所は、オレンジ色の雲のような円で表示される。円の中の数字が含まれるポータル数を表しており、ポータル密度を簡単に把握できるぞ。
雲の部分はドラッグしてもスクロールできないので、表示範囲をスクロールで移動するにはマウスカーソルが手を開いた形になる部分をドラッグする必要がある。
ドラッグでスクロールできる場所が見当たらない場合は、左上の「Potals」のチェックを外して一旦ポータルを非表示にするといいだろう。
また、ブラウザの表示範囲を広げたり、ブラウザ自体のズーム機能で全体を縮小表示することでも、ドラッグできる箇所を広げられる。
ズームインしていけば、ちゃんと個々のポータルの位置も確認できる。アイコンは一見すると爆発を連想してしまうが、ゲーム画面で目にするポータルの姿を表しているようだ。
ポータル群の雲をクリックすると、画面右側に所属するポータルの一覧が表示されるので、どのようなポータル群なのかを素早く把握できる。かなりの高密度エリアだと思って訪れてみたら入場料のかかる施設内だったなんて悲劇を避けられるだろう。
画面右側上部の検索ボックスでは、表示範囲近辺のポータルを名前で検索して絞り込み表示できる。タイアップのポータルを探したい時などに役立つだろう。
右上の「×」ボタンを押せば、絞り込み表示を解除できるぞ。
ポータル一覧の項目や個々のポータルアイコンをクリックすると、Intel Mapより大きな写真に加えて説明文も表示されるぞ。
また、ブラウザの右クリックメニューの「画像だけを表示」などの機能を実行すれば、より大きめの写真を表示できるぞ。
地図左下の「Live Missions」では、表示中のエリアの既存ミッションの一覧も確認できる。
ミッション項目をクリックすると、このような画面でミッションの全容を確認できる。左下の「View Mssion on Intel Map」は、Intel Mapでそのミッションを直接表示するリンクになっているので、ミッションを紹介したいときなどに活用しよう。