東京ゲームショウでIngressがゲームデザイナーズ大賞に

2015年09月19日 12時12分
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幕張メッセで開催されている「TOKYO GAME SHOW」内で発表された「日本ゲーム大賞2015」で、Ingressが「ゲームデザイナーズ大賞」に選出された。
ゲームデザイナーズ大賞は、独創性や斬新性に優れたゲームにスポットを当てるために2010年に新設された賞。一般からの投票を加味して選出される「年間作品部門大賞」では有名作品が有利になってしまうため、こちらの賞は審査員による投票のみで審査される。
「大乱闘スマッシュブラザーズ」などを手掛けた桜井政博氏をはじめとする実績有るゲームクリエイター10名を審査員に、2014年4月1日から2015年3月31日の間に日本国内で提供された作品の中から選出された。厳密にはIngressの公開は2013年以前だが、国内を席巻し始めた時期などから、今年度の審査対象に加わることになったようだ。
過去5年の受賞作品はいずれも家庭用ゲーム機向けに開発されたもので、モバイルOSのみを対象に開発された作品が受賞するのはIngressが初。ルールや絵作りが斬新で、多くの人が没頭する魅力があったことが選考理由に挙げられている。
なお、年間作品部門大賞には「妖怪ウォッチ2」が昨年の第1作に続いて2年連続受賞を果たした。また、モバイルOS向け作品としては「モンスターストライク」も特別賞に選出されている。



年間作品部門|受賞作品|日本ゲーム大賞2015 -Japan Game Awards:2015-

ちなみに、ゲームデザイナーズ大賞では、今までに以下の作品が受賞を果たしている。いずれもアドベンチャー系のゲームだが、それぞれ個性的なシステムを備えた作品だ。

2014年度: ブラザーズ 2人の息子の物語 (Starbreeze Studios)
– 左右のスティックで2人の主人公を同時に操作して関門を突破していくアクションアドベンチャー
2013年度: The Unfinished Swan (Giant Sparrow)
– 真っ白な世界にインクを飛ばしてオブジェクトに着色するシステムが特徴
2012年度: 風ノ旅ビト (thatgamecompany)
– 言葉を使わずビジュアルのみで表現された世界を進んでいくゲーム
2011年度: ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート (5TH Cell Media,LLC.)
– 様々なモノを単語入力で召喚して課題をクリアしていくゲーム
2010年度: HEAVY RAIN-心の軋むとき- (Quantic Dream)
– 4人の主人公が凶悪事件を追う本格サスペンス

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