絶妙な現実味のウソニュースで知られるジョークサイト「虚構新聞」が、火星にIngressのポータルが出現したと報じている。記事によると、ポータルとなったのは富山県から打ち上げられたイカ型のモニュメントとのこと。
データ上で火星に存在することになっているポータルが登場するくらいならありそうな気がするが、ただのモニュメントを巨額の費用を投じて火星まで送り込むなんてことはまず有り得ない。もちろんこの記事もジョーク記事だ。
実はこの記事は10月8日から富山で開催される「文化庁メディア芸術祭富山展 トヤマウォーカー」との公式コラボレーション記事。同イベントでは、Ingress関連の展示やトークセッションも予定されているとのことだ。
「トヤマウォーカー」は、文化庁メディア芸術祭の受賞作品を展示する観覧料無料の展覧会。アニメやマンガ、ガジェットやパフォーマンスなど様々な作品が展示される。
10月12日のトークイベントにはIngressの運営元であるNianticから須賀健人氏が出演予定とのことだ。
記事に登場するポータルがイカ型なのは、富山の名物の一つであるホタルイカが由来。富山湾沿岸は「ホタルイカ群遊海面」として特別天然記念物になっているほか、「ほたるいかミュージアム」という博物館まで建てられるなど、ただの特産品にとどまらない地域のシンボル的存在となっているようだ。
IngressのベースとなっているGoogleマップでは、月や火星の地形も確認可能だ。虚構新聞によると、イカは火星地図にも掲載されているとのことだが、着陸地点とされるHellas平原を探しても、それらしい表示は見当たらなかった。
・Googleマップ