都会のど真ん中にありながら、緑豊かな寺社や庭園も数多い文京区。アジサイが見頃を迎える6月には、「文京花の五大まつり」のひとつである「文京あじさいまつり」が白山神社で開催されるぞ。
32回目となる今年は、6月11日(土曜日)から6月19日(日曜日)のあいだの開催。神社の境内から北に隣接する白山公園にかけて、約3000株のアジサイに彩られ、普段は立ち入れない富士塚にも立ち入り可能となる。土日には屋台が出店したりコンサートが催されたりしてひときわ賑わいを見せるぞ。
白山神社は歯痛止めの御利益もあるとされており、日曜日には使い古した歯ブラシを供養するというユニークな行事も行われる。
あじさいまつりの他にも、六義園ではアジサイやサツキツツジ、小石川後楽園ではハナショウブが見頃を迎え、椿山荘ではホタルが見られるなど、6月も文京区には見所となるスポットが揃っているので、Ingressついでに都内でお出かけを楽しみたいという人などは要チェックだ。
あじさいまつりが開催される白山神社は、天暦年間(947-57)に創建された由緒ある神社で、1655年に現在の場所に移転した。伊弉册命(イザナギ)、伊弉姫命(イザナミ)とともに、縁結びの神とされている菊理媛神(ククリヒメ)が祀られているぞ。
・白山神社
アジサイを楽しめるのは、白山神社だけではない。本駒込の「六義園」では、15品主役1000株のアジサイがサツキツツジと共に見頃を迎えており、6月12日(日曜日)まで特別展示などが催されているぞ。白山神社は西洋アジサイが主なのに対し、六義園のアジサイは日本の品種が中心となっているので、見比べてみるのもいいだろう。
また、東京ドーム近くの「小石川後楽園」ではハナショウブが見頃となり、6月19日まで観賞用の木道の設置やガイドツアーなどが実施されている。300円で1日乗り放題のコミュニティバス「Bーぐる」を使えば、白山神社や六義園、小石川後楽園などを楽々巡ることができるので、徒歩で巡るのはきついという人は活用しよう。
季節の花の他に注目したいのが、文京区の南西にある「椿山荘」で見られるホタルだ。こちらも6月中旬が見頃となっているので、あじさいまつりなどとあわせて楽しめそうだ。庭園部分へは通常通り無料で入場できる他、ホテル椿山荘では「ほたるの夕べ」としてディナープランなどが用意されるぞ。活発に飛ぶのは20時から22時頃なので、時間を調整して訪れよう。