ぶんきょう・いんぐれすでは毎月第4土曜日に「地蔵通りマルシェ 青空市」へ「焼き芋いんぐれす」を出店している。2月28日も出店を行ったが、2月度は「焼き芋いんぐれす」さらに美味しくなった大学芋の登場や関口地区をぐるっと歩いて満喫する体験会開催などかなりの盛り上がりを見せたぞ!ちなみに前回までの様子は記事最後で纏めて紹介しているので、ぜひご覧頂きたい!
2月28日の焼き芋いんぐれすは焼き芋食べ納め!改良版の大学芋も登場!
2015年10月から毎月開催してきた「焼き芋いんぐれす」だが、実はこの2月度はお芋の旬が終わるため焼き芋の食べ納め回となった。「焼き芋いんぐれす」で提供するお芋はいつも丹念に仕込みが行われる。甘みを引き出す為に塩水に漬けた後、一度蒸して心までホクホクにしてからホイルで包んで炭火でじっくり焼く。こうする事で、元々甘い蜜芋「シルクスイート」の甘みを最大限に引き出し、心までトロトロの極上焼き芋が出来上がるのだ!
そして「焼き芋いんぐれす」では参加者の方々に喜んで貰えるよう様々な試行錯誤を重ねて来たが、今回は1月度に登場した大学芋がさらに美味しくなって再登場!表面をカリカリに揚げてから砂糖と醤油、そしてみりんで味付けしたタレに絡めた大学芋は絶品。バットの上で黄金色に輝くお芋に黒ゴマを散らせば、頬張った瞬間誰もが笑顔になる美味しい大学芋の出来上がりだ。特に今回のものはすこぶる好評で、屋台は焼き芋や大学芋を買い求める人で大賑わいだった。
そして当日はお馴染みのイングレスグッズも!大岩副代表特製のオリジナルメモ帳バリエーションは、青色のRES仕様と緑色のENL仕様の2種類。紙質は滑らかでカーボンの滑りも良く、大変書きやすいメモ帳なので愛用している。この特製メモ帳はこの日もイングレス体験会参加者などに配布されていた。
その他今回の出店ではお馴染みの干し芋や熱燗・ホットワインの提供も。それぞれ格安価格だが、焼き芋はイングレスAGなら50円引きでミッションクリア画面を見せれば1商品以上お買い上げにつき1本無料プレゼントシステムも健在だったぞ!
体験会では12月度に参加頂いたAGさん再び!今回は親子揃ってのご参加
そしてもちろん、この日も文京区を満喫できるイングレス体験会が行われた。実はこの日の前日、浜松市ではイングレス公式イベントの『Obsidian浜松』が開催されておりAG達はそちらに出向いてしまっているのでは…と心配していたのだが、今回はなんと12月に開催された体験会に参加くださったAGさんが今度は親子揃ってのご参加!
2回目のご参加で非常に嬉しい上に、お父上はイングレスにハマっている真っ最中との事で既にAG登録済。まずは自慢の大学芋をご賞味頂き、体験会のオリエンテーションからスタートだ。そして体験会をリード頂くベテラン陣にはいつも体験会に参加くださるサムライさんが参加くださり、今回は経験者が集った体験会となったぞ!
体験ミッションは中の人作成の「ぶんきょうの旧町名案内(関口地区)」
今回の体験会でチャレンジするミッションは「ぶんきょうの旧町名案内(関口地区)」で、関口地区の歴史に触れながら街を歩いてゆく。関口地区は横に長い特徴があり、今回のミッションはポータル数は7箇所と少なめなものの距離は長いタイプのミッションだ。
ちなみにこのミッションはぶんきょう・いんぐれす中の人が作成したもので、ミッションを周る最中にミッション製作の裏話を聞きながら歩けたのも体験会ならではだろう。ミッション作成はなかなか思い通りにいかない事もあるなど、ミッション作成の苦労話なども飛び出し勉強になった。
オリエンテーションを終えミッションスタートした後は、「地蔵通りマルシェ 青空市」開催中の地蔵通り商店街を抜けて閑静な住宅街へ。地蔵通り商店街では様々な露店が立ち並び、新鮮な野菜や果物が売られていた。他にも雑貨の露店などがあり歩いているだけでも楽しい。
写真は商店街から閑静な住宅街へ颯爽と歩を進める体験会メンバー。ちなみにこの日は天候にも恵まれ絶好の体験会日和だった。やはりイングレスは天気の良い日にプレイするのがいい!
今回のミッション「ぶんきょうの旧町名案内(関口地区)」でハックしてゆくのは『旧町名案内』の看板だ。文京区の関口地区にはこういった歴史を感じさせる看板が随所にあり、読みながら歩くだけで文京区の歴史を知る事が出来る。写真はミッションポータルの「旧松ケ枝町」の看板だ。
このポータル一帯はもともと小日向村という村の一部だったそう。当時は畑ばかりだったがその後町家となり、明治5年に付近の土地と開墾地を合わせて土地拡大。明治44年に小日向松ケ枝町の小日向を取り松ケ枝町と改めたとの事だ。
こちらも閑静な住宅街で見つけたミッションポータルで、「旧小日向町」の看板。こちらは昭和41年までの町名で、町名の由来は色々あるものの鶴高日向(ひゅうが)という人の土地であったのを家が途絶えた後に古日向(こひゅうが)というようになり、それが「こひなた」と言われるようになったようだ。
出典は古い文献のようで、こういった歴史を町内で簡単に紐解く事ができるのは嬉しい配慮だと思う。
こちらもミッションポータルの「旧西古川町」で、こちらの看板には町名の由来のほか神田川の由来も解説されている。神田川はその昔江戸川と呼ばれており、それより古くは古川と呼ばれていたそうだ。
その古川の周辺にあったので古川町と呼ばれていたが、古川は明治5年に江戸川と改名され、その後昭和40年に神田川と改名された為町名にのみ古の川の名前が残った…というわけだそう。
看板にはわかりやすく地図も記載されており、旧町の位置関係もイメージしやすくなっている。
フランクな空気が流れる体験会!フラフラと離脱するサムライさん…
ちなみに今回の体験会では途中にサムライさんがフラフラと離脱される場面も!サムライさん曰く「守ってたポータルが壊されたのでちょっと復旧行ってきます」との事だったが、当日は体験会参加のAG以外にもAGが焼き芋屋台を訪れてくれる場面もあったのでもしかしたら…?
真意のほどはわからないが、街ではスマホを持って微動だにしない人の姿も見かけた。体験会が行われた地蔵通り商店街付近もイン活が活発な地域なので、こういった攻防戦も楽しめるようだ。イン活がそれほど活発でない地域に住んでいる者の身からすると羨ましい限りである。
暫くして満足そうなサムライさんが合流した後も体験者AGさんが自販機でジュースを買ったりするシーンがあるなど、ほのぼのとした体験会となった。体験会はこういった具合にのんびり進める感じなので、ぜひお気軽にご参加頂きたいぞ!
閑静な住宅街ハックの後は江戸川橋を渡って神田川沿いへ!そこには春の訪れが…
閑静な住宅街でのハックを済ませた後は江戸川橋を渡って江戸川橋公園の方へ。ここではお目当てのポータル看板が見つからず右往左往するシーンもあったが、やはり地元AGの存在は心強い。体験会では地元AGとミッションに臨めるため、現地のマニアックなポータルの場所にも迷いなくたどり着けるのが嬉しい所だ。
旧町名案内「旧関口水道町」は江戸川橋のたもとにある看板。この一帯はその昔関口村という村の一部であったそうで、「水道」の名前の由来は江戸時代に神田上水を管理していた人が住んでいた事から付いた名前との事だ。
さて、数々のミッションポータルにより関口地区の歴史を紐解きながら進めてゆく体験会だが、関口地区の豊かな自然も同時に満喫してゆくぞ!次なるポータルをハックする為に訪れた江戸川橋公園には、一足早い春がやって来ていた。江戸川公園で出会ったのは、ソメイヨシノより早く花が開くカワヅザクラ。花は既に満開で桜の木の根本では熱心にシャッターを切りながら一足早い春の画を収める人の姿も!
他にも公園には綺麗に手入れされた花壇に春らしい花が咲き乱れ、体験会参加メンバーは温かな日差しの中公園を散策してゆく。
江戸川公園は神田川に沿って造られた横に長い公園だが、そんな神田川沿いでミッションポータルを発見!旧町名案内「旧関口町」は面白い町域を持った街だったようだ。地図を見てみると町域を示す黄色の背景色が点々と付けられており、これは町が開かれるにつれて出来た飛び地を示しているそう。
町名の由来は諸説あり、奥州街道の関所があったからという説と神田上水を江戸川に分水するための堰があった為という説があるようだ。
椿山荘を抜けよう!椿山荘にもあちらこちらに春の訪れが!
さて、今回挑戦する「ぶんきょうの旧町名案内(関口地区)」は関口地区を満喫できるミッションなのでポータル間の距離が広い。そこで次のポータルに向かうルートとして「ぶんきょうの旧町名案内(関口地区)」作成者でもあるぶんきょう・いんぐれす中の人が選んだのが「椿山荘」を抜けるルートだ。
椿山荘は都内有数の自然豊かな場所で、イングレスのポータルも多数登録されている。ちなみに椿山荘内のポータルは過去の記事で詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみて欲しいぞ!
・文京区のオアシス『椿山荘』でAPと健康をチャージ!-前編-
・文京区のオアシス『椿山荘』でAPと健康をチャージ!-後編-
椿山荘では冬の名残を感じる自然の他に一足早い春の訪れを感じる風景も楽しめた。春を感じるのは満開の桜、冬の名残を感じるのは椿や柑子。しかし気温的には完全に小春日和で、イングレスで歩きまわっているAG達は上着を脱いだり腕まくりをしたりと暑そうだ。
歩いて体温が上がるのはとても健康的。イングレスは単純にゲームを楽しんだり歴史に触れたり季節折々の風景を楽しめるだけでなく歩いて健康にもいいので、単純にゲームが楽しめるのも併せると一石二鳥どころか三鳥も四鳥もあるおトクなゲームかもしれない。
そして椿山荘では前回大変手こずらせてくれたこの石像にも再開!この石像は「福の亀」と言い、椿山荘ホテルにほど近い場所にある天然石だ。天然のものなのに亀に酷似しているのでこの名が付いているのだが、冬に訪れた椿山荘散策「文京区のオアシス『椿山荘』でAPと健康をチャージ!-後編-」で散々手こずらせてくれたクセモノだ。発見に苦労するなど何かしらトラブルのあったポータルは記憶に良く残るらしい。
東京カテドラル関口教会の見学も!日本最大級のパイプオルガンの音色にうっとり…
実は有名な東京カテドラル関口教会も文京区関口地区内にある。東京カテドラル関口教会は「東京カテドラル聖マリア大聖堂」としても知られており、芸能人が結婚式を行う事でも有名だ。また、坪井善勝の作品としても有名である。
同教会の歴史は古く、昭和明治32年に建てられた木造の建物が同教会の最初の姿だ。しかし木造建ての教会は戦災で消失し、戦後の物資不足で長く再建設がされないままになっていた。しかし日本へのカトリック再布教100年事業の一環として1962年に再建設計画が発動し、現在の現代的な教会の姿へと生まれ変わった。東京カテドラル関口教会は横から見ると不思議な形をしているが、上空から見ると十字架の形をしており内部の様子も非常に個性のある造りになっている。
また、日本最大級のパイプオルガンも有名だ。体験会当日は内部でミサが行われておりオルガン演奏も聴く事が出来た。日本最大級のパイプオルガンの音色は重厚で繊細、そして威厳のある大変美しい音色だった。体験会メンバーもイングレス体験会中である事も忘れ、しばしの聞き惚れてしまうほどだ。また、表には4つの鐘が連なった鐘塔があり、こちらも特徴的な光景が広がっていた。
ミッション最後のポータルに到着!実は本命はこの隣にある看板なのだけれど…
東京カテドラル関口教会を後にして暫く歩けば、最後のポータルに到着だ!最後はこちらの「幸神社」。こちらは椿山荘や東京カテドラル関口教会近くの閑静な住宅街にある神社で、到着時には近所の子供がお参りの真っ最中。
幸神社の由来も複数存在し、鎌倉街道の道祖神を祀ったものという説やその昔にこの辺りの年長者が塚に金の駒を埋めて幸の神を勧進した説などがあるようだ。
ところで、この最終ポータルだが実はミッションポータルにしたかったのはこちらの看板ようだ。ぶんきょう・いんぐれす中の人によると本当は「旧関口台町」の看板をミッションポータルにしたかったものの、こちらはポータル化されておらず恐らくは「幸神社」との距離が近すぎる為ポータルにできないのでは…との事。
イングレスのポータルは有志(ポータル職人とも言われる)達によって日々フィールドに生やされているが、現在はポータルを新規登録する事はできなくなっている。しかしいつの日か新規登録の制限が解除され、この看板がミッションポータルになる日が来れば嬉しい。
最終ポータルをハックすれば無事にミッション完了!体験会メンバーも全員無事にミッションメダルをハックする事ができ、今回の体験会も平穏無事に終了する事が出来た。特に今回は地蔵通り商店街から江戸川公園、椿山荘、東京カテドラル関口教会と関口地区の名所をぐるっと周る濃い内容になっており、関口地区を堪能できたのではと思う。
ちなみに体験会でのチャレンジミッションは毎回変わるので何度来て貰っても飽きることはないぞ!参加した事がある人の参加も大歓迎なので、ぜひ二度目三度目の参加もどうぞ!
焼き芋のシーズン終了につき、次回は餅つき大会同時開催!次回体験会は3/27(日)
さて今回も大いに盛り上がった「焼き芋いんぐれす」だが、お馴染みとなった焼き芋はお芋の旬が終わったため今回で終了だ。炭火でじっくり焼く事で甘みが増す焼き芋は、アツいイングレス魂を持った熟練AG達にじっくり手ほどきを受けながら上達してゆく初心者AGに似ている…というのは多少強引な気もするが、炭火で焼いた焼き芋が特別美味しいように熟練AGに手ほどきを受けられる体験会は初心者AGにとってオイシイ催し。これからイングレスを始めてみたいという人も、さらに上達したいという人も、あるいは初心者AGをサポートしたいという熟練AGも、体験会へのご参加をお待ちしているぞ!
次回の体験会開催は3/27(日)で、神田川沿いの桜を見ながらのお花見イングレス&餅つき大会開催を予定しているのでぜひお立ち寄り頂きたい!ちなみに次回は集合場所が今までと異なる。詳しい情報は随時アップしてゆくので、次回開催に期待頂ければと思う。そして末筆となり恐縮ながら、体験会にご参加くださったAGの皆様、本当にありがとうございました!